この本は、過去5年間の、職員に向けて書かれた専務雑感などから82編を選定し、「笑顔あふれるコープみやざきの姿が伝わるような雑感集」をめざして作成したものです。
コープみやざきが考えてきたこと・深めたいことがたくさん集まった本になりました。
ぜひ読まれて、ほっこり温かい気持ちになっていただけると幸いです。
「担当の方は、年老いた私の話をよく聴いてくださり、商品のことなど教えてくれます。本当に短い時間ですが、帰る時は水分を摂るようにとか、優しく私の体を気遣ってくれるのでありがたいです。生協を利用して本当によかったです」。
この声は、毎週共同購入を利用している85歳の組合員さんから届きました。地域責任者は入協2年目の井上啓さん。世代を超えた優しい関係が伝わってきます。 職員が一人ひとりの組合員さんと、きちんと向かい合い、家族のような関係になっていくといいなと思っています。
「夕方、買い場で『この唐揚げ美味しいの?にんにくも入っているの?』と聞かれたので『にんにく入っていますよ。試食してみてください』と言って、急いで楊枝を取りに行き試食していただきました。
『あら、美味しいわね』と言って4パック買われました。そして、申し訳なさそうに『試食してよかったの?』と言われたので『お店の方針として、味を確かめていただいてから、買うかどうか決めていいようになっているんですよ。いつでもおっしゃってくださいね』と伝えました」(浜町店職員の報告書より)。
試食の考え方が「売るために職員が勧める試食」ではなく「買うために組合員さんが決める試食」として定着してきたと感じました。
組合員さんが何でも気軽に言えるお店、聴いたことに応えるお店になっていくといいなと思います。