福岡に住む小学5年生の孫が「世界中の人に『ちいちゃんのかげおくり』を読んでほしい。戦争したくなくなるよ。絶対に」と。原爆ドームを見に行きたいといっています。
組合員さんの声
(平和のメッセージ)
戦争したくなくなるよ
平和な世界が続きますように
生協で取り組む募金はたくさんの人々の善意が集まっていると感じます。それにしても、どこかの国々では膨大な額の軍事費をどんどん増やして海に捨てています。平和が脅かされていく日々を感じています。
戦争だけは絶対ダメ!平和な世界が続きますように。
父にありがとう
父の生前中に、戦争のことを尋ねたことがありました。「お前たちは知らなくて良い」とすごい顔で怒られたことを思い出します。相当知られたくないことがあったのだろうと今でも思っています。ハイナン島という所にいたらしいのですが食事軍曹という任務のため、どんなものでも食べられるように全員分の食事の準備をしていたのだろうと思います。今の幸福な時代を感謝して父にありがとうという気持ちで過ごしています。当たり前ですが、子どもに話せないほどのことがある戦争は、何も生み育てられないと思います。世界で起きていることが早く終わることを望みます。
若い世代へ
私は長崎の浦上地区で生まれ育ったので、小さい頃から原子爆弾や平和についての学習をしてきました。また曽祖父が戦場から奇跡的に生きて帰れたが、耳の真横を弾が通り振り返ると仲間が即死していたという話や、祖母が満州から引き揚げて帰国した際に受けた差別の話を聞いてきたので戦争や核兵器の使用についてはしっかりと若い世代へ伝え続けるべきだと思います。
戦争は人災
戦争は人災、時の政治家やそれを支持する人々が一部その責任を負っていると思う。自然の災害や事故などは予測もできず不可避!でも戦争は違います。人々の努力で回避できるものです。そして人間にとって最大の不幸、戦争中は病気も障害も老いも全てが無視される。
世界、日本はどうなっているだろう
40年前、二人の子育てをしながらこの子たちが大人になった頃世界は豊かになり戦争などないだろうと思っていた。だが、今世界はますます不穏になり、あちこちで戦争が始まっている。6月で3歳になったひ孫。この子が大人になった頃、世界は、この日本はどうなっているのだろうと不安になる。
反省させられる
戦いのない平和な世界は本当に可能なのでしょうか。ミサイルだの核だのという言葉が飛び交い地球の破滅へと向かっているように思えてならない85歳の遺児です。私たち人間は本気で阻止しようと思っているのか、本当になす術はないのかと反省させられます。語りつぎメッセージを送り叫び続けるしか方法はないものか、残念ながら諦めの境地です。しかし遺児が増え続ける現実、悲しいし許し難いのです。
どうして戦争が続くのか
何ひとついいことなんてない、誰も幸せにならない。わかりきっていることなのにどうして戦争が続くのでしょうか。自分の利益のためだけに支配しようとしたり、抹殺や排除の行為が何の意味も持たないことを大人はどうしてわからないのでしょうか。自分だけの生きる意味だけでなく、他の人、自分の隣にいる人のことを考えてほしいです。自分だけ幸せになっても世界は続かないと思います。
平和の意識付け
小学校・中学校・高校の年間行事の中で戦争のことを子供たちに伝えていただくことをもう少し強化して欲しいと思います。例えば夏休みの登校日を終戦の日・原爆の日に。修学旅行でも知覧の特攻平和会館、長崎、広島などの原爆資料館などの見学と教育課程の一つとして今からの若い人たちに平和を意識づけてほしいと思います。
母の話
96歳を迎えて亡くなった母が2年程前に自分が17歳くらいの時の話をし始めた。この頃、母は認知症や幻覚が激しく母の話が本当のことなのか疑問でもありました。何度も同じ話をする母の話は、17歳の時、鹿屋の知り合いの薬屋で奉公しながら特攻隊を見送ることだったと話す。何処の誰だかもわからないが、飛行機の中から手を振る人のことを考えると自分も涙が止まらなかったと。母も戦争で2人の兄を亡くしています。急きょ、姉と3人で鹿屋に向かいましたが、以前とだいぶ変わっていて母も複雑な顔をしていました。