「夢はなんですか」「世界の平和です」

ロシアのウクライナへの侵略が始まって１年９ヵ月が経ちました。最近では、イスラエルとパレスチナの争いが激化し、毎日報道がされています。悲惨な映像が映ると心が痛みます。
先日、ＮＨＫの「Ｄｅａｒ」という番組で忌野清志郎さんの特集がありました。番組の中で若い頃のインタビューが流れ「夢はなんですか」と聴かれると「世界の平和ですね。そのために、こう、人は、音楽っていうのは、平和的な行為。なんとか、微力ながら平和のために頑張りたいんです」と語っていました。
そのインタビューを聴いた矢野顕子さんのコメントが流れました。「平和のことに関して、彼ははっきりずっと言っていましたよね。時にはそれがすごく軋轢をうむようなことがあったとしても、恐れずにそのことを言っていました。素晴らしい。その態度を貫いた。その姿勢そのものを心から尊敬します」。
清志郎さんは、２００９年５月に58歳で亡くなりました。亡くなる直前の武道館でのライブ映像では「ここには平和がいっぱいだ。でも、世界中見渡すと戦争や紛争がいっぱいだ。テロや飢えた子どもたちもいっぱいだ。どうしていつまでも皆仲良くできないんだろう。最近の世の中は殺伐としていて、21世紀になって随分経つけど、全然世界は平和にならない」と叫んでいました。
今、清志郎が生きていたら、どんな作品を世に送り出しどんな行動を起こしていたのか・・。清志郎さんの『夢』が１日でも早く実現することを願う。
２０２３年１１月（おやまだひろし）