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商品センターを清武に移転し本格稼働開始。一つの頭で物流を考え、効率化や新しい取り組みなど検討を始めていきます

2023/11/15

10月に、村角にあった商品センターを清武に移転し本格稼働が始まりました。移転の検討から、移転場所の調査、土地購入、設計、ライン設備の検討、そして1年前から建設工事を始め、かれこれ4年かかりました。集品ラインは、これまでとは違うメーカーさんの設備でしたので、同メーカーの設備を使用している生協さんへの研修や稼働前のラインテスト、CMSとの協議など慎重に一つひとつ丁寧に進めてきました。他生協では、稼働時に混乱したという例も聞いていましたので不安はありましたが、無事スタートしました。大きな混乱もなく(一日だけシステムトラブルで6時間止まったことはありましたが・・・)今のところ順調に推移しています。移転をきっかけに、通勤距離が長くなることや、家庭の事情などもあり退職せざるを得ない方もいらっしゃいました。しかし、予想以上の職員に遠距離通勤とはなりますが残っていただき感謝しています。今回の移転は、投資額も、当初の計画より建設コストの上昇などもあり予定していた金額を大幅に超えてしまい、店舗のリニューアルを先延ばししてまでの移転でしたので、失敗は許されない状況でした。
また、全温度帯一斉移設は他生協でもあまり前例がないということで、心配もありましたが、日髙義文さんに責任者として進めてもらい、嶋廻二郎センター長はじめ商品センターの職員の皆さん、開発室、CMS他多くの方の関りで無事移転が終わりホッとしています。また、一足先にリサイクルセンターを併設し瀧元幸次センター長を中心に運用を始め、こちらも順調に進んでいます。リサイクルされた古紙はコアノンロールの原料として再生されます。CMS、品質管理センターの引っ越しも無事終わりました。今回のセンター建設に関わっていただいたお取引先は延べ10976人と聞いています。関わっていただいた役職員、お取引先すべての方々に感謝します。年内には、同敷地に店舗のドライ物流の共同配送をお願いしている三菱食品さんと博運社さんのセンター兼営業所も移転されます。
コープみやざきは事業を進める上で、「システム・物流・商品は自前でコントロールできる状態にしておく」ということを大事に進めてきました。今回の移転をきっかけに、来年から商品センターを事業部から切り離し、物流部を立ち上げ、一つの頭で物流を考え、効率化や新しい取り組みなど検討を始めることにしました。具体的には、現在ある「共同購入の商品センター含めた物流」、「店舗ドライ共同配送」、「店舗チルド共同配送」の他、店舗では農産部門、水産部門、畜産部門、ベーカリー部門、衣料部門はそれぞれ独自の物流で運用されています。この部分の効率化ができないか。また、分かりやすい例でいうと、現在、店舗の惣菜部門から節分の恵方巻の製造支援要請を受け、各店舗で本部職員やよろず支援の方々に製造してもらっていますが、それを清武で一括製造をして各店に配送する(将来的にはピッキングラインで振り分けする)ことができないか。共同購入の全県インフラを使って、個別の依頼を受けた配送ができないか。等々可能性はたくさんあると思います。物流の24年問題(働き方改革関連法によって、2024年4月1日から「自動車運転業務における時間外労働時間の上限規制」が適用されることで運送・物流業界に生じる諸問題)もありますので、今後物流が果たす役割は重要になってくることが予想されます。
我々にできることを自分たちの頭で考え取り組んでいきたいと考えています。こんなことができないか?等ご意見があれば教えてください。尚、商品センターを見学される際は事前にご連絡ください。丁寧に案内します。入口の植樹と芝も見ていただければ幸いです。                                                                                              
(2023年11月 日髙 宏)

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