疑問を持つこと、そして、素直に聴くこと
5月5日・6日、宮城県に行ってきました。仙台市内のスーパーを視察していた際、おにぎりコーナーで、お母さんと小さな娘さんが、楽しそうに買い物をされていました。
お母さんが、「どのおにぎりがいい? 海苔はしっとりタイプ? それともパリパリタイプ?」と尋ねると、娘さんは商品を見比べることもなく、すぐに、「しっとりがいい!」と答えました。それを聞いたお母さんは、最初から海苔が巻かれているおにぎりを買い物かごに入れました。
確かに、そのおにぎりの方が具材もおいしそうに見え、見た目も良く感じましたが、コンビニで人気があり、恵方巻でよく利用されるのも、パリパリタイプです。ですので、娘さんが迷わずしっとりタイプを選んだその訳が、気になりました。
そこにはどんな理由があるのか。いつもこのお店で購入している、お気に入りのおにぎりなのかもしれませんし、海苔がやわらかく、小さなお子さんでも食べやすいのかもしれません。あるいは、ご飯に馴染んだ海苔の風味が、好みなのかもしれません。
確かめてみたい気持ちになりましたが、ここは仙台。宮崎なまりのおじさんが突然話しかけるのも・・・と思い泣く泣く諦めました(笑)。しかし、その理由が分からなかったこと自体が、私にとって大きな気づきでした。
私たちはつい、「多く利用されているのはどちらか」という視点で物ごとを見てしまいがちです。もちろん、それも大切ですが、実際に組合員さんが商品を選ぶ理由は、私たちの想像とは違うところにあるのかもしれません。
組合員さん一人ひとりの何気ない選択の中にこそ、私たちがまだ気づいていない、大切なヒントがあるような気がします。
今年は、子育て世代・ファミリー世代への事業案内や品揃え、サービス拡充も課題となっています。
今年度の年代別の利用者をみると、全体の利用者は前年より減少していますが、10代~40代の利用者は増えています。これは現在の取り組みが一定の成果を上げているとも言えます。しかし、「なぜ利用してくださっているのか」、その理由を掴めている訳ではありません。
また、私たちが〝利用されるだろう〟と考えて品揃えした商品と、実際に組合員さんが「嬉しい」「助かる」と感じる商品は必ずしも一致するとは限りません。だからこそ、実際に声を聴くことが大切です。
聴かなければわからないことは、まだまだたくさんあります。まずは、〝なぜだろう?〟と疑問を持つこと、そして、素直に聴くこと。そこから、本当に必要とされるお店づくりが始まるのだと思います。
組合員さんの声は、私たちにとって大切な宝です。その声の中に、これからのお店づくりに必要なヒントがたくさんあります。一つひとつの声を大切にしながら、みんなで組合員さんのくらしの願いを実現していきましょう。
2026年5月15日 おおさこ まさのり
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