私たちが、誇りを持って取り組む姿勢こそが、コープみやざき最大の財産
旅行センターの木元くるみさんの「こんなこと聴けたよ!気づいたよ!報告書」を紹介します。
【「宮崎にいる友人に会いに行くので、航空券の予約をお願いします。私は、東京在住ですが、予約できますか?」というお電話をいただきました。事情をお聴きすると、宮崎から転居されたわけではなく、宮崎のご友人に「旅行の予約だったら、コープみやざきの旅行センターが親切よ!」と勧められ、電話番号を教えてもらったとのこと。勧めてくださった組合員さんに感謝です。ただ、お支払方法が銀行振込になってしまうことから、振込手数料がかからない旅行代理店をご案内したところ、「振込手数料がかかっても、コープみやざきで予約をしたい」と言われました。組合員さんとは、日々、お電話や対面でやり取りをしていますが、今後も「誰かに勧めたくなる対応」を心がけていきます】
旅行予約の約8割がインターネット予約になっている時代の中で、必要とされ続けているのは、これまで旅行センターの皆さんが積み重ねてきた、目の前の組合員さんに寄り添う一つひとつの仕事の賜物だと思います。また、木元さんご自身も、コープみやざきの旅行事業の意義や目的、仕事への誇りを一層深く感じられたできごとだったのではないでしょうか。
皆さんは、伊丹十三監督の映画『スーパーの女』をご存知でしょうか。倒産寸前のスーパーが、主人公の情熱をきっかけに、地域一番店へと劇的に復活する物語です。この映画の核心は、変化の起点が「働く人たちの心の変化」にあるという点です。
劇中の従業員たちは、当初は自店で買い物をしようとしませんでした。「古くなった肉は挽肉にし、さらに古くなればハンバーグやメンチカツにする」という裏側を知っていたからです。「安ければいい」「バレなければいい」と、どこか投げやりな気持ちで仕事をしていました。
そんな折、主人公の女性は説きます。「自分たちが本当に食べたいものを売ろう。新鮮な肉で挽肉やハンバーグを作ろう。正直な商売をモットーに、清潔な売り場と本当においしい惣菜を作り上げよう」と。
「お客様の立場で商売をして喜んでもらう」という目的に向かって進むプロセスの中で、一人ひとりの従業員の中に、「仕事への誇り」が育まれていきました。そして、彼女たちは「ただ商品を並べる人」から、「お客様の食卓を豊かにするプロ」へ、「言われたからやる人」から「自分の仕事に責任や誇り、納得感を持つプロ」へと変わっていき、その熱量が、店に活気を取り戻させました。
私たちの仕事も同様で、「誰かの役に立っている」と確信し、コープみやざきの一つひとつのサービスや商品に胸を張れるようになったときに初めて、仕事が「やらされるもの」から「誇り」へと変わります。そして、その誇りから生まれる熱量は、組合員さんに伝わります。
私たちが、誇りを持って取り組む姿勢こそが、コープみやざき最大の財産です。その日々の積み重ねが、組合員さんやお取引先との信頼を築き、私たち自身の毎日をより輝かせてくれると思います。
2026年4月 泰山 誠
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