「蝶を集めるには花を育てよ」をめざし続けていくことが大切
普段から、「喜ばれる仕事」に尽力くださる皆様に、心より感謝いたします。そして、2025年の多忙な業務を大きな怪我無く笑顔で締めくくり、2026年を迎えられたのは、皆様ご自身、そして支えてくださるご家族や周囲の方々のお力添えがあってのことです。重ねて御礼申し上げます。
さて、先日行われた理事会の冒頭で、吉元美智会長が紹介されたエピソードを紹介させていただきます。
「お昼ご飯を食べようと、ある外食チェーン店に入って驚きました。そのお店は、入り口にあるモニターのメニューの中から画面をタッチして選び、出てきたレシートを隣にある自動精算機に読み取らせて会計をしたら、席に行って待つシステムでした。出来上がったら番号が呼ばれて取りに行き、食事が済んだら返却口に持っていきます。受け取りは夫が行き、返却する窓口には誰もおらず、私はお店の人と一度も会話をすることなくお店を出ました。『ごちそうさまでした』が言えないのです。なんだか落ち着きませんでした」
このお話に関連して、商売の起源について触れている寓話を紹介したいと思います。
「大昔、通貨が生まれる前の『物々交換』の時代、ある男が、自分が作った最高の『干し肉』を、隣の村の男が持っている『石斧』と交換しようとしました。セルフサービスであれば、ただ干し肉を置いて石斧を持って帰るだけです。しかし、当時の人々は必ず言葉を交わし、相手の目を見て交換しました。なぜなら、その石斧が『本当にマンモスを倒せるほど丈夫なのか』は、作った男の誠実さに依存していたからです。『これは俺が三日三晩かけて磨き上げた石斧だ。お前の家族が冬を越せるよう、一番硬い石を選んだのだよ』この一言があるからこそ、受け取る側は『石斧』という物以上の『安心』という付加価値を受け取ることができました」
この話から、商売の始まりは、単に「物と物の交換」だけでなく、「安心感」や「納得感」という付加価値をつける行為だったことが伝わってきます。そして、使われる場面においても、その「安心感」や「納得感」が、「良い買い物をした」という、温かみのある余韻を残してくれるのではと思います。コープみやざきはこれからも、このような事業をめざし続けていきたいと思います。
しかしながら、労働人口が減少する中、募集人員を埋めていくのは容易なことではありませんし、事業経費が高騰する中、私たちが大事にしている「人の温もりや優しさ、共感にあふれた事業」を成り立たせるのも容易なことではありません。コープみやざきが、それを実現していくためには、「蝶を集めるには花を育てよ」をめざし続けていくことが大切だと思います。
今年も、ひたすら自分を磨く、組織を磨くことに精進し、自然と組合員さんや職員、お取引先(人)が集まる組織づくりを皆で進めること。それと併せて、組合員さんのくらしの願いを実現するために、観ること、聴くこと、そして応えていくことを全力で進め、その積み重ねの中で相互の信頼関係(=安心)をつくりながら、皆で「宮崎の地でキラキラと光る組織」をめざしていきたいと思います。
2026年、引き続きのお力添えをよろしくお願いいたします。
(2026年1月 泰山 誠)
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