因果応報
年末年始の多忙な業務を大きな怪我なく乗り切ってくださり、心より感謝いたします。これもひとえに皆様のご家族や周りの誰かのお力添えがあってのことだと思います。重ねて感謝いたします。
昨年は、年初から能登半島が震災に見舞われ、現在も復興活動が続いています。一日でも早く平穏な日々を取り戻せますよう、お祈り申し上げます。
話は変わりますが、「因果応報」という言葉をご存じでしょうか。「全ての行為(因)には、必ず結果(果)が伴う」という意味を持つ言葉で、「結果(果)を変えるためには、行為(因)を変えることが必要」とも言い換えられると思います。
例えば、朝の出勤時にスピード違反をしてしまった場合、その結果をつくった行為を掘り下げずに、「明日から法定速度を守って運転しよう」と、安易な対策に走ってしまうと同じ過ちを繰り返しかねません。「なぜ、スピード違反をしたのか」→「朝、バタバタで急いでいた」、「なぜ、急いでいたのか」→「朝寝坊をして時間にゆとりがなかった」、「なぜ、朝寝坊をしたのか」→「目覚まし時計の音に気づけなかった」、「なぜ、目覚まし時計の音に気づけなかったのか」→「夜更かしをしてしまい熟睡していた」、「なぜ、夜更かしをしていたのか」→「夜中までゲームをしていた」など、結果に至るまでの一つひとつの自身の行為をよく観て事実を洗い出すことで、「生活習慣を見直し、ゲームは11時までに終えて0時までには就寝しよう」という事実に基づいた対策が導き出されます。
普段の仕事も同じで、異物混入があった時、働く仲間や組合員さんとトラブルになってしまった時、数値実績など、すべての結果にはそれをつくる行為が必ず潜んでいます。一つひとつの行為を素直によく観て事実を洗い出し、その事実に基づいた対策を講じることが必要です。
コープみやざきは、組合員さんがくらしに必要なものを買うためにつくった組織ですので、組合員さんが欲しい商品を購入することに応え続けていくことが、私たちの基本使命です。そして、その使命を果たしていくためには、事実に基づいた実践を積み重ねることが必要で、事実は組合員さんのくらしの中にあります。
今年も、組合員さんのくらしを素直に“観る”・素直に“聴く”・素直に“考える”・素直に“実践する”・素直に“ふりかえる”仕事を通して組合員さんのくらしに役立ち「“私たちの供給する商品を中心に家族の団らんがはずむこと”をめざします」という基本スローガンを大事に、「宮崎の地でキラキラと光る組織」を創りたいと思います。
2025年、引き続きお力添えのほどよろしくお願いいたします。
2025年1月(泰山 誠)
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