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“作業”ではなく“仕事”!2,100人の「改善無限・知恵無限」を周知!

2024/04/29

 宇都宮一雄さん(店舗支援部 畜産部門サポーターマネージャー)の週報を紹介させていただきます。
【同部門の肥田木真一サポーターが、「改めて『豚しゃぶしゃぶ肉』に使用しているトレイを観ると、この量に対して、このサイズのトレイを使う必要があるのだろうか?トレイをひと回り小さくしても、見栄えや使い勝手はさほど変わらないだろうし、組合員さんも持ち帰り易くなる。さらにトレイに掛かるコストも削減できるのでは?」と発信くださいました。それを受け、部門で実験と検証を重ねて、全店で『豚しゃぶしゃぶ肉』のトレイをひと回り小さいものに変更することができました。さらに、他の商品も同じ視点で見直して、年間100万円程の経費削減につながる見込みとなりました」】との報告をいただき、改めて「改善無限・知恵無限」の意義の大きさを感じることができました。

今年の職員総会で「『改善無限・知恵無限』の仕切り直しをする。小さな改善の積み重ねは前進した。しかし、まだ改善できることはたくさんあると思う。2,100人を超える職員の知恵を持ち寄りさらに改善を進め、前進し続ける組織にしたい。『こんなことくらい・・・』などと思わずに、積極的に発信して欲しい。想像するだけでワクワクしてきます。」と提起させていただきました。その後、日々の実践の中で生まれた改善事例を各本部長が集約し、常勤理事会の中で「改善無限・知恵無限 月間賞」を選出させていただき、本紙(「みらい」)で紹介しています。月を追う毎に推薦事例が増え、直近では178件もの推薦をいただいています。
 
 デフレ脱却に伴う物価高と賃上げの加速が顕著になり、そのため、当然のようにコープみやざきの損益構造を大きく変えようとしています。家計に例えると、「家賃や食費は上がるけど、家族の健康を考えれば食費は削れない。収入を増やすために何ができるだろうか?支出を減らすために何かできることはないか?携帯電話や保険の契約内容を見直し、趣味や自由に使えるお金、子どもの塾代を確保しないと、これまで通りのくらしができなくなる」といったところです。
「人件費を下げるために、フルセルフレジを導入し、刺身の盛り合わせは外から仕入れて人手を減らそう」「配達効率を高めるために、組合員さんの要望は二の次にしよう」「物件費を下げるために、店のリニューアルはしばらく止めておこう」「明らかに清潔感のないシッパ(共同購入で商品を入れる箱)も、捨てるのはもったいないから使い続けよう」など、効率改善や経費削減だけを目的にしてしまい、「大事にすべきもの」「大事にすべきこと」を削ぎ落してしまうと、「レジでの会話や鮮度がいい刺身盛を楽しみに買い物をしていたのに…」など、組合員さんが求めている姿から大きく離れてしまい、「何のための効率化?」「誰のためのコープみやざき?」となってしまいます。

 目まぐるしく変化していくこれからの時代、「組合員さんが求めているコープみやざき」の実現と「事業として成り立たせていくこと」を両立させていくためには、「改善無限・知恵無限」が必要不可欠です。普段、当たり前のように行っていることや目の前の一つひとつのことを「作業」ではなく「仕事」として捉え、皆で「改善無限・知恵無限」を楽しく取り組み、そのことが持つ可能性を、さらに深めていきたいと思います。

(2024年4月 たいやま まこと)

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