ひたすら自分を磨く、組織を磨く
先日、久しぶりに自宅で共同購入商品の受け取りを行いました。受け取りに行くと、猛暑の中、まるでその暑さを力に変えているかのように、はつらつと荷下ろしをする平山颯太さん(延岡支所地域責任者)の姿がありました。平山さんの表情や動きが、とてもさわやかで、「毎日暑くて大変だね。ありがとう」とお礼を伝えると、「全然、大丈夫ですよ!」と笑顔で応えてくれ、普段、多くの組合員さんから寄せられる「地域責任者からいつも元気をもらっています!」の声に、今更ながら深く共感させられました。
皆様も体が一番ですので、ご自身はもちろん、周りの職員や組合員さんの体調など気遣い合いながら、皆でこの夏を乗り切りたいと思います。
さて、6月24日に行われました『第54回 通常総代会』では、各ブロックからの発言や議案採決が行われ、すべての議案が賛成多数で可決されました。今年も、日々の役職員の努力が、「生協があるおかげで私の人生はたのしい」と組合員さんに感じていただけているように思え、喜びと感謝の気持ちが込み上げてきました。総代会の開催に向け、様々な形で携わってくださった全ての皆様と、県内全域から都合を合わせてご参加くださった組合員の皆様に、心より感謝いたします。
話は変わりますが、基本方針書の「基本的考え方を支えるキーワード」の中に、「蝶を集めるには花を育てよ」という言葉があります。「美しい花に自然と蝶が集まるように、いいものには人が集まる。ひたすら自分を磨く、組織を磨くことに精進し、組合員さんやお取引先が気持ちよく集まってくるような生協でありたい」と書かれています。「ひたすら自分を磨く、組織を磨くことに精進する」と聞いて、「分かったような、分からないような…」と、思われている方がいらっしゃるかもしれませんが、宮崎西支所の戸髙孝一郎エリア長が、雑感の中でそこのことをとても分かりやすく表現していましたので、紹介させていただきます。
【以前、読んだことがある小学生の作文を紹介します。「今日、私が学校から帰ると、お母さんが、『お兄ちゃんの机を拭いていて、金魚鉢を落として割ってしまった。もっと気をつければよかった。お母さんが悪かった』と言いました。するとお兄ちゃんは、『僕が端っこに置いていたから、僕が悪かった』と言っていました。でも私は思い出しました。昨日、お兄ちゃんが端っこに置いた時、私は『危ないな』って思ったのに、それを言わなかったから、『私が悪かった』と言いました。夜、帰って来てそれを聞いたお父さんは、『いや、お父さんが金魚鉢を買う時、丸い方ではなく四角い方にすれば良かったな。お父さんが悪かった』と言いました。そして、みんなが笑いました。うちはいつもこうなんです。うちの家はみんなが悪いのです」】そして、雑感の最後には、「この家族は、トラブルが起こっても人のせいにしません。『自分にもできたことがあるのでは?』と、常に反省をします。決して人のことをけなしたり、非難したりしません。『自分に矢印を向け、人のせいにせず、誰も傷つけることがないので、自身の成長につなげられるんだろうな』」と書かれていました。
戸髙エリア長の雑感を読んで、「ひたすら自分を磨く、組織を磨く」とは、「この家族のような心の持ち方と行動を指すのだろうな」と私も気づくことができました。
この家族のように、人のせいにせず、人を傷つけず、自分に矢印を向け、皆で経験を積み重ねながら自身の成長につなげていき、組合員さんやお取引先が気持ちよく集まってくるような生協。キラキラと光る組織をめざしたいと思います。
(2025年7月 泰山 誠)
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