「役員研修」
3月3日、4日に「役員研修」が行われました。「役員研修」の中身は、理事・監事の皆さんがコープみやざきの店舗を4店舗視察して(年によって対象店舗は変わります)、基本方針の【こんな店を目指そう!】にある店舗イメージに照らして「気づいたこと」を出し合い、今後の店舗運営に生かしていくことを目的としています。具体的には、『よいと思ったこと』『改善したほうがよいと思ったこと』をそれぞれの店舗ごとに参加者全員が具体的にラベルに記入したものを、翌日グルーピング(グループ分け)し、よいところをさらに伸ばし、改善が必要なところは課題を明らかにして改善を進める、といった内容です。
今回は小林店、大塚店、かおる坂店、赤江店で合計1200件以上の声が出されました。そのうち9割以上が『よいと思ったこと』でした。また、どの店舗も店長はじめ職員の方々が一生懸命取り組まれたことがわかるすばらしい買い場、素敵な笑顔の接客でした。当日、買い物に来られた組合員さんはいつもより満足されたのではないかと思います。
今回参加するにあたって、『ひな祭り』当日ということもあったので、店舗としてはテーマがはっきりして取り組みがしやすかったと思います。一方で、参加前に『ひな祭り』だけに特化した品揃えが中心で、ふだんのくらしに必要な品揃えがおろそかになっているのではないか?という不安がありました。そこで、私は、ふだんのくらしに必要で、必ず品揃えしなければならないと決めている「少量目商品リスト」に沿って65品目を点検してみました。すると、農産部門はどの店舗もほぼ全品品揃えされていましたが、その他の部門は店舗によってばらつきがありました。
我が家は子どもが男ばかりですので『ひな祭り』のお祝いや食事はしたことがありませんが、女の子がいるご家庭は中学生くらいまではお祝いや家族で食事をされるのではないかと仮説を立てます。そうすると、大まかな計算ですが、15歳未満の子どもの比率は約15%と言われていますから、その半分が女の子とした場合、『ひな祭り』の対象者は7~8%になります。もちろん、大人でもお祝いされる方もいらっしゃるでしょうからそれ以上ではあると思いますが、圧倒的に対象者は少ないことがわかります。しかし、それ以前にふだんのくらしに必要な品揃えは必須です。
共同購入のカタログでも、10年くらい前までは、ひな祭りやこどもの日、七五三、運動会などの時期に、該当商品にはそれとわかるシンボルマークを入れていました。しかし、限られた品揃えアイテムの中で、『ハレの日』とは関係ない方々にとってはあまり意味のないことではないかと気づき表示をやめた経過があります。そのことで組合員さんの利用が減少することはありませんでした。
コープみやざきの基本的な品揃え商品の定義は「ふだんのくらしに必要な食品、住居関連、衣料商品の品揃え」です。このことを押さえて、組合員さんに喜ばれる品揃えを追求していきたいと思います。
(2023年3月 日髙 宏)
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