全てのことは『誰かの支え』のおかげで成り立っていること
9月末、共同購入事業本部の西岡秋二本部長と日向支所に伺い、東郷町を2人で代配させていただきました。あたたかく迎えてくださった日向支所の皆さん、昔と変わらない東郷町の風景、優しい笑顔の組合員さんに、どこか懐かしく穏やかな気持ちで商品をお届けすることができました。劇的に変わっていたのは、二人の頭の毛量と体力。そして何よりも変わっていたのが、別載商品(集品できない商品で、リストを見ながらお渡しする商品)の量でした。この間、商品本部、商品センターの皆さんが、別載商品を減らすために改善努力を行ってくださった結果、商品の受け渡しにかかる時間を大きく短縮することができました。商品本部、商品センターの皆さんの努力に報いるためにも、この時間を有効活用していきたいと思います。
さて、この間、準備を進めてきた夕食宅配事業ですが、契約を受け付けている宮崎西支所 夕食宅配リーダーの金丸佳祐さんに話を伺うと、組合員さんの中には「『生協さんだから頼んでみようと思いました』と言われる方が殆どで、先輩方々が築き上げてきた、コープみやざきへの信頼の深さを感じています。『30年間、体の不自由な妻のために夕食を作っていたけど、生協さんが夕食を届けてくれると知ってお電話しました。私が作る料理に飽きていたと思いますので、妻も喜んでくれると思います』と言われる方もいて、胸が熱くなりました。この事業をきっかけにコープみやざきに加入される方や、役立てそうな他の事業を案内することもでき、意義深い事業だと思います。これからが本番ですので、ご利用された後の声をしっかりお聴きして、喜ばれる事業に育てていきたいと思います」といわれ、とても心強く感じました。
生活サービスセンターの甲斐大策センター長、共同購入事業本部の西岡秋二本部長、地域責任者支援課の加藤真さん、夕食宅配リーダーの金丸佳祐さんが事業を具体化し、支所や店舗での広報協力、そして宮崎西支所の皆さんが窓口となり、丁寧な受付対応を行ったことで、計画通りに準備が整いました。さらに、使いやすいシステムや経理上のしくみを構築くださったCMSや経理部の皆さん、職員の採用から安全運転研修を担われた総務部や品温の実証実験に携わられた品質管理センターの皆さん、夕食を提供くださるお取引先のお力添えで、スタートまでたどり着くことができました。
10月7日の事業開始時点の目標100食に対して、200食を超えて(9月末時点)スタートできることからも、皆さんの計画的な仕事と夕食宅配事業に寄せられる大きな期待が伝わってきます。また、この事業をきっかけに、定年退職されていた武藤一生さんと安藤浩史さんが、夕食宅配職員として復職されたことも嬉しいできごとでした。
私自身も上記の事例を通して、「全てのことは『誰かの支え』のおかげで成り立っていること」を、改めて感じることができました。互いが互いに支えられていることへの感謝の気持ちを忘れずに、これからも皆で、「“すごい”組織」を目指していきたいと思います。
~「コープみやざき」のめざすことと基本的な考え方より~
【めざす“すごい”組織】
(1)大きな組織の構成員(組合員・職員)一人ひとりが、信頼をもとに血液が流れているようにつながっている組織。
(2)そこで働く職員が目的・目標(組合員さんに心から満足してもらえるような状況を創り出すこと)に向かって心をひとつにして、各人がやりがいをもって役割をはたしている組織。
(3)常によりよいものをめざして、学びあい変化し続ける生きた組織。
(4)事業として成り立ち、組合員さんも職員もお取引先も協同が感じられ満足が得られている組織。
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