今回の地震で、日頃の訓練がいかに重要であるかを再認識しました
連日の猛暑の中、お盆のくらしに応える買い場づくり、ありがとうございました。皆さんのご尽力が、ご来店くださる組合員さんの『家族の団らんがはずむこと』につながったと思います。余震の不安や南海トラフ地震臨時情報も発表される中、送り出していただいたご家族の方にも、心より感謝申し上げます。
佐土原店小川雅宏店長の週報を紹介します。
8月8日の『日向灘地震』では、日南市で震度6弱、宮崎市や都城市、串間市で震度5強と、多くの方が経験したことのない地震だったと思います。約30秒間の揺れでしたが、2倍にも3倍にも長く感じました。
佐土原店では瓶入りのワインが2本落下して割れる程度の被害で済みましたが、日南店ではアーチ型の天井が剥がれ落ち、棚からたくさんの商品が落下しました。報道で、信号待ちの車の激しい揺れや倒壊した家屋の映像を見て、今回の地震の激しさを再認識しました。
この日は、生協病院産業医による職場巡視で指摘のあった、『冷凍庫内の在庫棚の耐震対策(転倒防止伸縮棒設置)』を行っていた矢先でした。背の高い棚には転倒防止伸縮棒を設置するようになっていますが、指摘を受け確認したところ、惣菜部門とベーカリー部門が不十分でした。特にベーカリー部門は、4つの棚に対し1本しか設置されておらず、その伸縮棒も天井に届いていない状態でした。伸縮棒が万全だとは言い切れませんが、少なくともしっかり設置しておくことで、ある程度の地震には耐えられると思います。
わが家でも、前々から家内に頼まれていながら、取り付けていませんでした。伸縮棒の品切れが解消したら、すぐに取り付けようと思います。
今回の地震では建物などの被害はありましたが、人的被害がなかったことは不幸中の幸いでした。
地震直後の店内では、多くの組合員さんが動揺されていたようですが、マニュアルをもとに冷静に店内放送を行えたことで、落ち着いていただけたという報告もありました。しかし一方では、店長や品揃えマネージャーが不在で、マニュアル通りに対応できなかった店舗や、マニュアルが手元になく、慌ててしまったという報告もありました。また、備蓄品を買い求める多くの組合員さんの対応でレジを離れることができず、家族との連絡がなかなかすぐに取れなかったという報告もありました。不安を抱えたまま仕事をされていた状況になってしまい、大変申し訳なく思います。
今回の地震で、日頃の訓練がいかに重要であるかを再認識しました。9月の店休日には、防災訓練を実施する店舗も多いと思います。今回の経験をさらに踏まえて、来店されている組合員さんや職員の安全を速やかに確保できるように、皆でしっかりと訓練に取り組みましょう。
2024年8月16日 おおさこ まさのり
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