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「なぜ」を繰り返しながら,本質的な原因を深く考え、行動に移していきたい

2025/07/14

財光寺店 松田喜久雄店長の週報を抜粋して紹介します。

先日のマネージャー会議の中で、「夜の掃除の際、排水升の蓋を開けないと水は捌けないのか?」と話が出たので、そのことを夕礼で掃除担当の職員に伝えました。
19時過ぎに惣菜部門に呼ばれて行ってみると、「排水升の中を洗う時以外は蓋を閉めた状態でも、蓋の穴から水を掃き出すことができそうです」とのこと。他の部門からも、「少し時間はかかりますが、それ以外は問題なく穴から流すことができます」「穴の数が少ないので水捌けは悪いですが、蓋を45度ずらして、その隙間で掃き出すようにしてみます」と報告をいただきました。
皆さんが排水升の事故をなくすために真剣に考えてくれたおかげで、事故のリスクを減らすことができたと思います。       

こうした日々の改善と経験の積み重ねが、安全な職場の環境づくりにつながっていると感じます。ありがとうございます。
人為的なミスを防ぐには、一人ひとりの意識を高めることが何よりも大切です。わずかな気の緩みが、大きな事故や信頼の損失につながることもあります。だからこそ、自分の行動が、お店全体の安全と信頼をつくっているという使命感を持ち、常に「なぜそれをするのか」を考え、毎日の安全、信頼を築いているのだという気持ちを、忘れずにいたいと思います。

7月は、「価格違いをゼロにする」という目標を掲げて取り組んでいますが、この間、毎日のように価格違いが発生しています。組合員さんに多大なご迷惑をおかけし、本当に申し訳なく思います。
そんな中、北小路店の西村清志店長が、価格違いについての聴けた声を報告してくれました。
◇価格違いの要因の一つとして、POPの取り忘れがありました。これまでにも問題視し、反省していたつもりでしたが、『なぜ取り忘れたのか』という根本の部分に、真剣に向き合えていなかったと痛感しました。
◇家に帰ってからも、『なぜこんな初歩的なミスをしたのか』と自問自答し、自分の確認の甘さ、みんなで決めたルールを『分かっているつもり』でいたこと、そして慣れによる油断など、多くの見落としていた点に気づかされました。
◇決められたことをただすすめるのではなく、『確認すること』の意味を深く理解していなかったのだと思います。品出しや補充の際、POPの日付にまで意識が向いていれば、もっと早く気づけたはずです。小さな注意の積み重ねが、大きなミスを防ぐという基本を改めて学びました。
◇初めて価格違いを出した時、〝絶対に同じことは繰り返さない〟と心に決めていた分、その日は一日中気持ちが沈みました。でもその中で、失敗をきっかけに『何を学ぶか』が大切だということに気づけました。

失敗は誰にでもありますが、同じ失敗を繰り返さないこと。他人の失敗を、自分ごととして捉え、どうすれば防げるのかを一緒に考えること。それこそが、仕事をすすめる上で、そして、組織として成長していくために大事なことです。
「なぜ」を繰り返しながら、同じミスをしないために何ができるか、本質的な原因を深く考え、行動に移していきたいと思います。
何がいけなかったのかを皆で改めて見直し、「改善無限」「知恵無限」を積み重ね、組合員さんから信頼されるお店づくりにつなげていきましょう。

2025年7月11日 おおさこ まさのり

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