安否確認訓練
先週本県に接近した台風10号は、大きな被害をもたらしました。職員やご家族の、家屋や車が被害に遭われた方、避難所で不安な時間を過ごされた方もおられました。心よりお見舞い申し上げます。
また、台風襲来に応える買い場作り、台風明けの片づけや商品の補充など、本当にありがとうございました。
今回職員の皆さんの安全を考慮し、最接近が予想された29日は全店臨時休業としました。お取引先への納品の調整なども、商品本部の皆さんが速やかに行ってくれ、混乱を生じることもなく休業することができました。ありがとうございました。翌日は、停電の影響があった佐土原店が、商品の廃棄や発注、店舗周りや駐車場の、割れた車のガラスや瓦の破片の片付けなどで臨時休業。浜町店、財光寺店は開店時間を遅らせての営業となりましたが、多くの組合員さんにご来店していただきました。
今回は予定していた通り、臨時休業の中、安否確認訓練を行いました。私は停電している佐土原店の店内にいたのですが、各店の店長から送られてくる安否の状況を、携帯電話のライトを頼りに安否確認表に記入していると、小川雅宏店長がランタンを用意してくれました。今回は訓練でしたが、ライフラインが停止する不便さを、現実に体験することができました。
この訓練で最初に全員の安否確認ができたのは北小路店で、訓練開始から35分でした。ほとんどの店が過去の訓練の積み重ねもあり、スムーズに安否確認を遂行することができましたが、16時の訓練終了時点で、連絡がつかない職員がいる店が3店舗ありました。次回は決められた時間内に全職員の安否確認ができるよう、その原因を見つけて改善していきたいと思います。今後災害が発生した際は、訓練通り自発的に安否の連絡をお願いいたします。
日南店 東孝也店長の週報を紹介します。
今回の訓練の所要時間は45分でした。過去には1時間半を要したこともありますので、大きく改善されています。
先月の震度6弱の地震の際にも、店長判断で安否確認を発動しましたが、全員の安否は確認できませんでした。大地震の後、もし家屋が倒壊したら携帯電話を探すことすらできないかもしれません。実際に災害が発生した時の安否確認は、相当難しいものになるだろうと思いました。
先月の地震や今回の台風で、店舗運営や安否確認訓練で学んだことを、『経験の積み重ね』として、もしもの時の財産にしなくてはいけないと感じた一週間でした。
そんな中、R・C部門の湯浅美紀さんがお聞きした声を紹介します。
【お弁当をオーダーされていたN様から、「惣菜部門の方から、『台風が来ていますが、キャンセルはありませんか?』とお電話をもらいました。素晴らしい会社ですね」と嬉しい言葉をいただきました。】
組合員さんに寄り添った丁寧な対応の数々・・・。皆さん、本当にありがとうございました。
実際の災害時では、さらに様々な状況が想定されます。いざという時、一人ひとりが迅速に対処できるように、皆で真剣な態度で訓練に取り組み、経験を積み重ねていきましょう。
2024年9月6日 おおさこ まさのり
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