下半期は、その成果を実績につなげていく期間.
上半期が終了しました。正確な決算はまだ出ていませんが、4月から9月までの供給高は、予算比99.2%、前年比100.1%となっています。前年を超えることはできましたが、予算には届かず、課題を残す結果となりました。
一つひとつの数値をみていくと、GPRは店ごとにバラつきが見られます。このバラつきは、下半期の実績にも大きく関わってくる重要な課題です。だからこそ、「どこに問題があるのか」「何が差につながっているのか」を明確にしていくことが大切です。
そのような中、水産部門の部門会議では、「歩留まり計算テスト」という取り組みが行われました。きっかけは、8月の鮮魚部門のGPRが厳しい結果だったことです。それを受けて、店舗支援部の中武彰サポーターから、「歩留まりの悪さも、値入率を圧迫しているのではないか」という提起がありました。
部門会議後に3級試験とスキル研修が行われましたが、この研修では技術だけでなく、値入率・GPR・歩留まり率(※)といった数字にも目を向け、「数字がみえる研修」にしようと、参加した職員の皆さんと一緒に計算の勉強も行ったようです。
※歩留まり率・・・商品として供給できる部分がどれだけ残るかを示す割合のこと。
その中で、イサキを1尾卸した場合の歩留まり率を、研修生と水産検定2級を持っている店舗支援部の岩元優太サポーターで比較したところ、歩留まり率には20%以上の差があり、正味原価でも1,000円以上の違いが出るという結果になりました。
普段行っている「魚を卸す」という仕事も、人によって原価が大きく変わります。マグロやカツオなど、日々扱っている魚でも、包丁の入れ方、身の取り方、意識の持ち方によって、利益に大きな差が生じます。今回、マネージャーの皆さんにもこの違いを実感してもらえたことは、大きな意味があったと思います。
研修後、大塚店の椎屋憲太さんから、「今日の歩留まり率は〇%でした!」という報告がありました。歩留まりを強く意識しながら、卸しや切身に取り組んでいる様子が伝わってきます。
今やっている仕事が「損益」につながっているという意識を持つことは、とても大切です。
歩留まりを意識することは、単に利益を守るだけではありません。捨てる部分をできる限り少なくし、魚を大切に扱うことにもつながる重要な考え方です。
10月に入り、私の手元には皆さんの『下期面談シート』が続々と届いています。「苦手だったことに挑戦し、できるようになった」「自分からあいさつすることを心がけた」「ありがとうと言われることが増えた」「あなたがいると安心すると言われた」「効率が良くなった」など、たくさんの前向きな言葉が書かれていました。
毎日の仕事の中で、目の前の課題に真摯に向き合い、少しずつ改善を重ねている皆さんの姿が目に浮かびます。
上半期は課題も残りましたが、一人ひとりの日々の努力は確実に積み重なっていると思います。
下半期は、その成果を実績につなげていく期間です。「数値でみる」ことを大切に、課題を明確にして、組合員さんに喜ばれる買い場づくりを、みんなで進めていきましょう。
2026年10月9日 おおさこ まさのり
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