「今この瞬間に心を込めて丁寧に」
今年の一斉異動が終わり、二月の店休日で方針や進め方の確認が行われ、23年度体制が本格的にスタートしました。異動された職員は、不慣れな通勤経路や環境での気遣いなど、大変だったことと思います。相互の出会いの中で生まれる学び合いも力に、皆で実りある一年にしていきたいと思います。
ここで、小山田浩バックアップ本部長の雑感を紹介させていただきます。【2月3日に、本郷店の惣菜部門に恵方巻づくりの現場研修に行きました。朝六時からでしたが、当時マネージャーの今別府英子さんからCMSTubeを見せてもらい、ひと通りの恵方巻づくりの工程を教えてもらった後、加工場に入ると、既にきちんと準備ができていました。しかも、誰がどの場所で、何を何個作るのか、加工場の壁に見取り図が掲示されていて、一目瞭然でした。ここまで丁寧な説明と事前準備がされているのは初めてでした。
最近、目に留まった文章があります。「書道家の武田双雲さんは、どんなことにも丁寧に取り組むことでマインドフルネス(今、この瞬間を大切にする生き方を意味する言葉)のような効果がある『丁寧道』を提唱している。それは、どんなことにも感謝して、上機嫌で、心を込めて丁寧にすることで幸せを感じる『道』のこと。やはり、一筆一筆、心を込めて丁寧に書を書いてきた書道家だからこそ、『丁寧』という作法を日常生活のあらゆる場面に応用すれば、どんなことにも幸せを感じられると双雲さんはひらめいたのだろう。『丁寧に』を心がけると不思議なことに『今この瞬間』に意識が集中する。心がこもる。ネガティブな気持ちが消える。動的な瞑想法と言えるかもしれない」。丁寧さが伝わってくると、こちらも「こんなに丁寧に事前準備をしていただいている。より一層がんばろう。期待に応えよう」という気持ちになります。今年の方針にある「常に相手の期待の少し上を目指すこと(もっと上だと思いますが)」を体感した研修でした】。
今別府英子さんと武田双雲さんの話は、今年の総会でお話させていただいた「『すべての人との出会いや時間は、この瞬間だけになるかもしれない、かけがえのない時間』と考え、感謝して思いやりを持ちましょう」という「一期一会」の言葉にも通じるところだと思いました。
「目の前のどんなことにも感謝して、今この瞬間に心を込めて丁寧に」。そんな気持ちで一つひとつの仕事や目の前の一人ひとりと向き合うことが、「常に相手の期待の少し上を目指すこと」につながります。
組合員さんを笑顔に!そして、私たちも笑顔に!
2023年2月24日 たいやま まこと
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