「一期一会」の気持ちで
先日、久しぶりに長男が帰省しました。社会に出て一年ちょっと、駆け出しの看護師をしている長男と私の間で交わされる会話の中心が「仕事」に変化していました。
看護の仕事は、患者さんの幸せのためにあり、それに必要な心構えやスキル、そこで働く仲間との信頼関係が不可欠で、形は違えども互いに学ぶべきことが多く、気づけば深夜に…。翌日、二人で共有した時間に幸せを感じながら、帰路に就く長男に、「運転と飲み過ぎには気をつけて」と見送りました。
話は変わりますが、私が学生の頃、520人もの方々が犠牲になった「日航ジャンボ機墜落事故」が起きました。
その乗客の中には、事故当日ディズニーランドで楽しまれたゲストが多く含まれていたようです(ディズニーランドでは、お客様を「ゲスト」、ゲストをお迎えするスタッフを「キャスト」と呼んでいる)。
それから数年後、その事故に遭われたゲストをもてなしたであろうキャストの一人が、墜落事故当日の自身の仕事を振り返り、「その日は気分が優れず、ゲストに対して十分なおもてなしができていなかった」と深く後悔し、「『一期一会』の大切さを痛感した」という逸話を聞きました。
「一期一会」は、「一生に一度しかない出会いや機会のこと」を表すようですが、「毎日会っている家族や友人、職場の仲間なども含めて『すべての人との出会いや時間は、この瞬間だけになるかもしれないかけがえのない時間』と考え、感謝して思いやりを持ちましょう」という意味を合わせ持つようです。
買い場に出ると、当たり前のように組合員さんがお買い物をされているので、「それが当たり前」と勘違いしがちですが、決して当たり前のことではありません。
それを「かけがえのない時間」と考えて、感謝し思いやりの気持ちで、笑顔のあいさつや品切れのない購入しやすい商品、買い場づくりに努め、「お困りの組合員さんはいないか」など、気を配ることが大切だと思います。また、職場の仲間との時間も同様にかけがえのない時間だと思います。
「一期一会」の気持ちで何ごとにも取り組むことは、心のこもったあいさつや初心を大事にする謙虚さ、人を思いやる優しい心を育むことや、時間を大切にすること、感謝の気持ちを深めることにもつながるような気がします。
「一期一会」の気持ちを大事に、組合員さんを笑顔に、そして、職員も笑顔に。皆でかけがえのない時間を積み重ねていきたいと思います。
2022年7月8日 たいやま まこと
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