『基本方針』に沿った優れた実践の積み重ねが、コープみやざきの信頼に繋がります
部内報『みらい』を全職員が楽しみにし、また、自分の仕事に生かしてもらえる媒体とするために、「みらい検討会」を月一回開催しています。参加者は1、2年交代ですが、店舗・支所・本部の職員13人に参加してもらい、感想や意見を出してもらっています。この検討会の目的に、「みらいは理事会から職員一人ひとりに届けられる基本媒体。情報伝達や問題提起が一人ひとりに直接わかりやすく伝わるように、また読んでもらえる中身になるように、もっと現場の職員の声や知恵を出してもらい、みらい作りに生かせる場にしていきます」とあります。事務局の安田早織さん(経営企画室)は「みらいを読んで、事例で紹介された職員の取り組みに学んだこと、自分の仕事で一歩踏み出したこと、嬉しかったことや困っていることなど、職員皆さんの声を率直に教えていただける場だと思っています。そして一番の目的は、部門や職種を越えて楽しく交流すること」と言います。私はまだ3回しか参加していませんが、色んなことを教えていただく場として楽しみにしている会のひとつです。その場で出されたいくつかの声を紹介します。
「惣菜部門で閉店まで仕事をしていますが、その日の製造計画が利用者とかみ合わず、閉店間際に商品が多く残る時があります。職員の皆さんに利用の協力をお願いしようと思っても、職員は19時30分までしか買い物ができないルールなのでどうしても廃棄になります。廃棄するのに心が痛みます」。釘元由子さん(赤江店)。この件は、時間の変更を含めて現在店舗事業本部で実験調査してもらっています。同じく釘元さんより「コロナの支援物資のミニ版(手土産として持っていけるようなサイズ)が支持されているとラジオで言っていましたよ」。この声をもとに店舗で品揃えすることになりました。
「組合員さんからの問い合わせで、しめ鯖はどうやって食べるの?と電話があり、カタログで記載されていた使いこなし情報をもとに自分で作ってみた『しめ鯖寿司』の作り方をお教えしたら喜ばれました」。古谷富士美さん(宮崎東支所)。カタログの使いこなし情報をみて、自分で試していらっしゃるので説得力があると思いました。
「田場幸代さん(かおる坂店レジ・カウンター部門)は、夕方レジに小学4年生くらいの女の子が魚の切り身と人参(3本入)を持って一人でレジに並び、精算したところ持ってきていた千円では少し足りなかったそうです。女の子が、『どうしよう、どうしよう…』と焦って不安そうにしていたので、『この人参を1本減らしてもらおうか?そうしたら千円でお釣りが出るよ』と話して、農産部門の方に1本減らして価格を計算してもらったそうです。すごい対応ですよね」。武脇良枝さん(かおる坂店)。私も経験がありますが、お金が足りない。と言われると、非常に心細くなりパニックになります。私が小さい頃は消費税もありませんでしたので、冷静に考えれば私の頭でもお金が足りるかどうかは判断できました。しかし、今は消費税もあり小学生では瞬時の計算は難しいと思いますので、この女の子はこの体験を一生忘れないと思います。
よりよくなるための発信や、現場の最前線で目の前の組合員さんのために奮闘してくれている職員の皆さんに頭が下がります。『基本方針』に沿った優れた実践の積み重ねが、コープみやざきの信頼に繋がります。今後も皆さんの知恵を持ち寄って、全職員が楽しみにして、仕事に生かしてもらえるような部内報づくりに努めて参ります。
2022年11月(日高 宏)
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