「何のためにこの仕事をやっているのか」目的がはっきりしていると、仕事も面白く、やる気が出る
7月23日(土曜)にシーガイアのコンベンションセンターで、2022年度事例発表会【こんな仕事の工夫や改善をしました発表会】が開催されました。店舗事業本部、共同購入事業本部、商品本部、CMSの14人に発表してもらいましたが、どの事例も優れた内容でした。当日は、役職員・組合員理事・発表者の御家族合わせて361人の参加でした。新型コロナ感染が広がる中で、予定より参加者は減りましたし、店舗を中心に、参加したくても業務上参加できない職員もいました。ぜひ多くの職員に学んでほしいので、イントラでは発表資料を、CMSTubeでは動画を観ることができるように準備してもらいました。必要な方にはDVDでお渡しすることもできますので総務部までご連絡ください。
すべての報告を聴いてみんなに共通していることがありました。それは、幕末の儒学者山田方谷の言葉に、『義を明らかにして利を計らず』(正しい理念を持って仕事に当たれば、結果はいずれついてくる)とありますが、この一言で表されているということです。私の経験やこれまで観てきた感覚で言うと、厳しい目標設定を気合いと根性で乗り切れるのはせいぜい4、5年までのような気がします。もっと短いかもしれません。
一方で、コープみやざきだけではなく、お取引先との取引を通じて感じるのは、優れた結果、成果を残している人に共通しているのは、あまりモノを売っていないということです。何を売っているかというと信用を売っているということです。「何かあったらあの人に相談しよう」という信用や信頼を業績に結びつけている。数値責任をもった仕事は、数値という目標だけで引っ張るととても疲れます。しかし、「何のためにこの仕事をやっているのか」という目的がはっきりしていると仕事も面白いし、やる気が出てきます。「義」を追求することが結果に結びついている。今回の報告を聴いて確信したことです。
また、今回の報告の中には、これまでコープみやざきが大事にしてきたキーワードがあちこちに出てきました。【小さなことほど丁寧に!当たり前のことほど真剣に】【まずはやってみる】【商品開発改善、および品揃えの6つの切り口】【自分に矢印を向ける】【蜘蛛の巣からミツバチへ】【楽しく仕事をする】【できている人に学ぶ】【組合員さんに喜ばれることを徹底して行う】【仮説と検証】【やらない日を作らない】【決められた時間内に求められる成果を出す】【リッスン・ドゥ・シー】【自分の頭で考える】【ワンチーム】等々・・・。経験の繰り返しではなく、経験が積み重ねられてきたことが証明され頼もしく思いました。
10月に「生協実践研究会(全国19生協の研究会)」の場で、事例発表会(事例発表甲子園)が大阪で開催されますが、コープみやざきの代表として浜町店ベーカリー部門の井上綾香さんに発表してもらうことになりました。井上綾香さんの優れた実践が、全国の生協に広がることを期待したいと思います。
2022年8月 (日高 宏)
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