安心してタスキを託せるすごい組織に向け実践を積み重ねる
第6波を超えるコロナの感染者数の中、2年間中止してきた『ブロック総会』を開催することができた。参加された組合員さんの感想文を読ませていただくと、やっと開かれたという安堵と、意見や要望を伝え交流から学べる喜びが書かれていた。全体事務局の坂本健一さん(総務部)をはじめ、関わられた理事・監事の皆さん、事務局として参加された職員の皆さん、ありがとうございました。全体としては、参加人数は少なかったものの、活発な意見交流となった。『ブロック総会』を力に、『総代会』も感染対策をとりながら以前のように行い、50周年に向けて歩みを進めたい。
今期の『総代会』をもって、真方和男理事長、山下英則理事(店舗事業管掌)、迫田和子理事(生活事業本部長)が、理事を退任される。
真方理事長は、宮崎大学在学中から大学生協に関わり、1978年に京都生協に入協、1982年にコープみやざきに移籍、1990年に理事に就任。2011年より専務理事、2018年からは理事長。コープみやざきは49歳だが、32年間にわたって役員として、また10年間は、コープみやざきのトップとして組織を引っ張って来られた。『日本でいちばん大切にしたい会社大賞』を受け、100年カレンダーを150を超える会社と個人へ贈るなど、JA宮崎経済連様をはじめ多くのお取引先との関係を深めてこられた。また、組合員さんと近い関係づくりなど、生活協同組合としての実践を理論的に深め、コープみやざきの揺るがない基礎をつくってこられたレジェンドの一人だ。
山下理事は、1984年コープみやざきに入協。共同購入の支所長(現エリア長)、店長を経て2007年店舗事業本部長、2008年から14年間店舗事業の常勤理事。持ち前の明るさで、生協としての店舗を追求し実現させた。コープみやざきの店舗事業を、安定して事業として成り立つ店舗事業に発展させてきた。
迫田本部長は、理事は若手にバトンタッチするものの、引き続き、執行役員・生活事業本部長として、コロナ禍の影響を受けた生活事業を建て直し、新たに発展させる役割を担っていただくことになっている。
組織の成長時期や置かれた状況によって、果たすべき役割は変わってくる。現場で生み出されたきらりと光る実践をつかみ、理論的に整理したり、組織内に実践を広げ・深めるなど、3人の役員の皆さんは、それぞれの時期に必要な役割を果たされ、現在のコープみやざきの到達点になくてはならない貢献をされた。本当にありがとうございました。
コロナ禍からの脱却が模索され、狂乱物価という言葉が想起される物価高騰など、今年も大きな変化が予測されるが、安心してタスキが託されるように、残された皆で力を合わせて「すごい組織」を目指し、日々の実践・小さな努力の積み重ねを進めていきたい。
2022年6月(かわた まさかつ)
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