今年も皆で協力し、一人ひとりの組合員さんに思いを馳せ、くらしに役立つ実践を深めていこう

今年の職員総会は、年始からの新型コロナ感染再拡大のため短縮としたが、総務部やＣＭＳの努力のお陰もあり、昨年より進化した形で開催できた。短縮された部分は、ＣＭＳＴｕｂｅなどでお届けしたい。
私の総会報告の最後に、組合員さんから届いた2つの「声」を紹介した。スクリーンでの紹介だけではもったいないと思い、このような実践を積み重ねている全ての職員へ、感謝の思いを込めて改めて文字にして紹介したい。

一つめは、宮脇店の【ハロー！コープ】店長便りと、それに組合員さんから【よくするカード＆よかったよカード＆こんなふうに使ったよカード】で寄せられた組合員さんからの便り。

【ハロー！コープ】12月号店長便りより抜粋「まっちゃんいる?？」「わたしここにいるよ?！」これは、組合員さんの子どもさん（男の子でもうすぐ3歳）とレジ職員の松下恵子さん（宮脇店）との会話です。親子でよく来店されており、松下さんがお子さんにも話しかけることで覚えてくれたようで宮脇店に行く際も、「コープに行こうか？」ではなく、「まっちゃんに会いに行こうか？」だそうです。
ハロウィンの時は、カボチャの仮装をしてお店に来てくれました。「まっちゃん、見て見て！」と話しかけてくれましたので、嬉しくなって「一緒に写真を撮ろう！」と言うと、はにかみながらも、喜んで一緒に写ってくれました。

これに対して、組合員の樋口さんから寄せられた内容。
「小さな男の子と松下さんのやりとり、かわいいですね。ＣＯＯＰのお店は、皆さんが優しくてうれしくなります。家にアルツハイマーの夫と2人なので、なれたとはいえ、時々イライラしてケンカになります。宮脇店に行くのが、私の息抜きで今村敦美さん（宮脇店）との何気ない会話にホッとしています。私も膝を痛めていますが、三輪の自転車に乗れる限りは宮脇店に行きます。コーヒーが50円なのもいいです。」
人と人をあたたかな心でつなぎ、一人でも多くの人に「自分のお店」「自分の居場所」と感じてもらえるように対応していただいている実践だと思う。

もう一つは、宮崎北支所黒木伸一さんの【こんなこと聴けたよ！気づいたよ！報告書】
戸別配達をされている一人暮らしの組合員さんです。配達の時、住所・名前・電話番号が書かれた紙を渡されました。「私も歳だから、部屋から出てこなかったり、新聞が取られてなくてドアにたまっていたりしたらここに連絡してもらいたいんだけど...」とお願いされました。

今年から共同購入を始められた方で、ご家族はいなく、一人暮らしという話は聴いていました。紙に書かれている方は、親しいご友人ということで『組合員情報』に入力し、しっかり次の担当者にも伝えます。地域責任者は、こういう役目もあるんだなとこの時思いました。
こんなお願いをされるのは、地域責任者冥利に尽きる。組合員さんを「一人暮らしになってもひとりぼっちにしない」ように、日々努力を積み重ねている結果だと思う。

一人ひとりの組合員さんは、様々な思いを抱えて暮らしている。私たちの果たすべき役割は、地味かもしれないが、かけがえのないもの。今年も、職員皆で協力し、一人ひとりの組合員さんに思いを馳せ、くらしに役立つ実践が深められる価値ある一年にしたい。

2022年1月（かわたまさかつ）