「戦争反対」平和を求める勇気が最後は勝ることを信じ、自分にできることをしていきたい
2022年2月24日ロシアが国境を越え隣国のウクライナに軍を進め戦争が始まった。
まさか大国ロシアがウクライナに全面的な戦争をしかけるとは。
プーチン大統領の国民への説明をテレビで視た。
自分の思想と自国の一部の人のために、平和に暮らしている他国民を犠牲にすることは、戦争の大義として認められない。
戦争を支持する人が、罰則を強化した情報統制の法律を作り、戦争反対を訴える人々の弾圧を強めているが、大義があるなら正々堂々と正しい情報を国民に知らせるべきだ。
戦時は情報がコントロールされるとはいえ、ロシア国内に事実を伝えず欺こうとしても、今はSNSが発達していることもあり、多くの市民が発信していて、戦地からの映像がスピーディーにリアルに届く。
他国の人や他国に住むロシア人には、今何が起こっているかが伝わる。
今回、戦争反対の動きは素早く世界各地に広がった。
宮崎県でも議会が反対声明を出すなど、地方議会も反応している。
生協でも、日本生協連はじめ、各県生協連や単協が抗議や反対声明を出し、ウクライナの人々を救うための募金が始まった。
7つの生協で構成する「宮崎県生活協同組合連合会」も、3月3日に反対声明を出し、ロシア大使館に送り、コープみやざきでも日本生協連の呼びかけに応え、募金などが始まっている。
日本生協連から、各国の生協連合会などの報告が届いたので、一部紹介したい。
〇ウクライナ消費者協同組合連合会・・・同連合会の新聞社が発行するニュース紙で、現状と協同組合として団結して立ち向かう決意表明が示された。
〇コープデンマーク・・・ロシア製品購入中止。避難民とウクライナへ支援物資輸送開始。
〇コープエストニア・・・ロシア・ベラルーシ製品販売中止、両国生産者との取引、テレビ広告停止。ウクライナ国内・外避難民キャンプ設立支援の寄付決定。
〇フィンランド生協連と地域生協・・・ロシア製品の取り扱いを中止し店舗から商品撤去。
〇イタリア協同組合同盟と加盟連合会3団体・・・戦争反対の声明を発表。ティレニア地方の全ての生協で、組合員組織とともに、戦争に反対し虹色の平和の旗を掲げる。
〇スペインエロスキ・・・難民支援のユニセフ募金を店舗で呼びかけ開始。
〇アメリカフードコープ・・・全米148生協で募金開始、連合会として募金を決定。
〇ロシア連邦消費者協同組合中央連合会(セントロソユーズ)・・・戦争支持を表明
戦争の影響は全世界の人が被るだろう。既に原油価格も高騰し、組合員さんのくらしを直撃している。
しかし、平和を求める勇気が最後は勝ることを信じ、ロシア兵士に丸腰で向かうウクライナの老人や女性のことや、今も戦争で犠牲になっている子ども、お年寄り、病人、障がい者に思いを馳せ、我慢することを含め、自分にできることをしていきたい。
この戦争を始めた人に言いたい。
安全な場所にいながら事実から目を背け、嘘をつき続けていないで、戦闘現場に足を運び、現実を直視し、両国の命を奪われた人、ケガを負った人、避難を余儀なくされた人に思いを馳せなさい。
戦争は続けられなくなるから。
2022年3月(かわたまさかつ)
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