検定試験は自主的に学び合え、スキルアップしていくことが目的です
5月12日(日)の『母の日』は、お母さんへの感謝の気持ちを込めたディスプレイやPOP、趣向を凝らした調理見本がたくさん案内されており、参考にされた組合員さんも多かったと思います。ありがとうございました。
田中美夏理事よりいただいた報告書を紹介します。
先日実家に帰った時のできごとです。
「お向かいの方からお刺身をもらったんだけど、きれいだから見て!」と母から言われ、冷蔵庫から取り出したお刺身のパックを見ると、本当に素晴らしい盛りつけ方で驚きました。
持って来てくださった方は、柳丸店の水産部門で働いておられるとのこと。〝この美しい盛りつけは、コープの商品だったんだ!〟と納得しました。
忙しい中でも楽しい団らんを想像して、一生懸命作ってくださっている姿が思い浮かびました。その日の実家では、間違いなく家族の団らんがはずみました。
今年の基本方針書に、『水産部門の検定試験を他部門に広げます』と掲げました。検定試験と聞くと、受けたくないと思われる方も多いと思います。私もその一人ですが、きれいに作られた商品を見ると感動し、そんな商品を作りたくなります。
水産部門が検定試験を始めたのは数年前になりますが、きっかけは、卸し方や盛りつけ方、数値管理などスキルを標準化したいということでした。
スキルというのは、先輩から習いながら習得していきますが、そのやり方・教え方がバラバラだと、教える方も教えてもらう方も戸惑いが生じますし、でき栄えやスピードにも差が出てきます。まずはスキルを標準化するということが大切です。これは競い合うのではなく、あくまでも組合員さんに喜んでいただくための、スキル習得になります。
試験にはでき栄えや時間制限もあります。目的は、組合員さんからの調理の依頼を、少しでも早く見栄え良く調理することで、組合員さんに喜ばれ、結果、人時生産性にも繋がっていきます。そして合格された職員は、そのスキルを繋いでいけるように取り組んでいくことが大事です。
現在、他の部門でもサポーターが中心となり、検定試験の準備に取りかかっています。先日、ベーカリー部門の本田優介サポーターマネージャーは、できている水産部門に学ぼうと、3級試験の練習会(スキル研修)を見学されました。その中で、前田和哉サポーターマネージャーの、『試験を受ける前の職員からは、「でき栄えが恥ずかしいから見ないでください」との声もありましたが、逆です。できるようになるための場なので、「できない私を観て教えてください」の姿勢で学んでください』、という言葉が印象に残ったそうです。
検定試験は自主的に学び合え、スキルアップしていくことが目的です。一人ひとりの技術が向上することで、田中理事のご家族のような団らんが増え、たくさんの笑顔が見られると思います。
「生協があるおかげで、私の人生は楽しい」と感じていただけることを目指していきましょう。
2024年5月17日 おおさこ まさのり
                                         
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