「蝶を集めるには花を育てよ」を目指し、美しい花に自然と蝶が集まるような、そんなコープみやざきを皆で創っていきたいと思います
先日、店舗支援部の石本幸司マネージャーから聞いた話を紹介します。
行きつけの床屋で、年配の男性が券売機の前で手間取っていたそうです。すると、それを見ていた店員さんが駆け寄って来て、「新硬貨は入らないので、旧硬貨に変えますね」と対応され、無事に券を購入することができたそうです。その後、店員さんから、「どのようにカットしましょうか?」と尋ねられた男性の方は、「短くして」とだけ答えられました。「3ミリくらい?5ミリくらいですか?」と聴かれると、「ミリじゃ分からん!厘(リン)で言ってくれ!」と言われ、それから何度かやり取りをして、最後はサッパリとした髪型で、「ありがとう!」と言って帰って行かれたそうです。
この話を聞いて、日知屋店(財光寺店の前身)オープン時にフロア部門のマネージャーをしていた、現宮脇店店長の河野透さんが、「日知屋店フロア部門は、行きつけの床屋のような部門を目指します」と言われたのを思い出しました。〈行きつけの床屋は、何も言わなくても安心して任せられ、楽しく会話ができる場所〉として例えられていました。
1996年にオープンした日知屋店ですが、現在の方針にある「組合員さんの顔と名前・お気に入りを覚え、名前で呼び合える組合員さんを増やします」ということを、河野店長はその頃から考えておられたのだと思います。組合員さんと生協職員との関係を追求し、やりがいのある楽しい店づくり、部門づくりを経て、現在に至っていることに感謝します。
話は変わりますが、先日、大塚店水産部門の専任職職員の採用試験が行われ、新たな仲間として西元夏樹さんが加わりました。面接時の西元さんの志望動機が印象的でしたので、紹介します。
「職業訓練学校で知り合いになった方に、コープみやざきを勧められました。インターネットでコープみやざきを調べたら、すごく良さそうだったので、買い物をしてみようと思い、宮脇店に行きました。その時のレジの方たちの接客や楽しそうに仕事をされている様子を見て、『コープみやざきで働きたい!』と思いました」。
コープみやざきを勧めてくれたのは、以前かおる坂店で清掃の仕事をされていた小岩崎みほろさんです。現在は退職されて、コープみやざきの総合職を目指されています。
人生において、仕事の選択は大きな決断です。最近西元さんのように、店舗で生き生きと働いている職員さんの姿を見て、「生協で働きたい!」と感じられている方が、多くなっていると肌で感じています。
【こんなこと聴けたよ!気づいたよ!報告書】を観ると、生協にしかできない対応や心遣いを、日々実践されていることがよく分かります。ありがとうございます。普段から基本方針に沿って努力され続けていることが、「こんな職場で働いてみたい!」「こんな人たちと働いてみたい!」に繋がっているのだと思います。
これからも、こういった善の循環が進み、「生協で働けて良かった」「生協で働いて私の人生は楽しい」と思ってもらえるように、「蝶を集めるには花を育てよ」を目指し、美しい花に自然と蝶が集まるような、そんなコープみやざきを皆で創っていきたいと思います。
2024年7月12日 おおさこ まさのり
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