商品を供給する上で喜ばれることを、さらに強めていきましょう
12月も中旬に入り、最年末に向けた買い場作りなどへのご尽力、ありがとうございます。気温も下がり空気も乾燥していますので、くれぐれも体調を崩されませんようご自愛ください。
店舗支援部水産部門の、前田和哉サポーターマネージャーの10月の振り返りの雑感を紹介します。
先日店まわりをしていた時、ある店の買い場に並んでいたブリの切身があまりにも薄かったので、「これは何用で切っているの?」と尋ねましたが、「う~ん」と考えていて答えが返ってきませんでした。その後、私が商品作りを行ったのですが、「かなり厚切りですけど、美味しそうですね!」「美味しそう!」と部門職員の皆さんが口を揃えて連発していました。「ブリに関しては、寒ブリなら断然骨付きのまま塩焼きが美味しいんですよ!特に焼くと分かりますが、腹骨を取って塩焼きにすると、脂が落ちて固くなり、美味しくないんですよ」と説明すると、皆さん一様に納得されていました。
塩鮭でも同じですが、朝食用と夕食用、弁当用では提案する厚さや大きさが違うと思います。朝は時間がないので、ある程度薄い方が火が通りやすいし、夕食用ならご飯と一緒にたくさん食べたいので、厚切りがいい。弁当用はおかずの中の一品なので、銀カップに入る大きさが使いやすい。
切身に関しては、組合員さんが美味しく食べられるような切り方と、「旬の魚はこうすれば美味しい」というような提案が、魚のプロとして重要だと思います。
12月の理事会で、この雑感を読まれた栁田久美子監事から、次のような声をいただきました。
『魚の旬とかは何となく分かっていますが、例えば鮭にもいろいろな種類があって、〝この時期はこっちの方が美味しい〟とかまでは分からないです。〝この焼き方が美味しい〟など、プロが知っていることをPOPなどで、もっともっと教えて欲しい』。
組合員さんからお聴きした様々な知恵や工夫を、【こんなこと聴けたよ!気づいたよ!報告書】で発信したり、教えてもらったことをコトPOPで紹介したりすることも私たちの大事な役割ですが、より美味しい食べ方や専門的な知識を知りたい、という組合員さんの思いに対して、欲しい情報を提供することも大事な仕事です。
前田サポーターマネージャーのブリや塩鮭の事例のように、私たちの持っている知識や情報を、組合員さんのくらしに役立ててもらえるように、商品を供給する上で喜ばれることを、さらに強めていきましょう。
2024年12月13日 おおさこ まさのり
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