数値でみて、組合員さんの声を聴いて、店全体の魅力を高めていきます.
まだまだ暑い日が続いていますが、店頭にはサンマや新物のりんごなど秋の味覚が並び、炊き込みご飯の素の案内も目を引いていました。食材だけでなく、ディスプレイやPOPからも秋の気配を感じられ、買い場全体に季節感が表現されていました。暑さで少し疲れを感じるこの時期だからこそ、旬の食材やあたたかみのある演出が、心を和ませてくれるように思います。皆さんの工夫を積み重ねた買い場づくりに、感謝いたします。
仕入開発部の有村謙太さんがCMSに依頼し、店舗を利用される組合員さんの「年代別利用分析」ができるようになりました。このシステムは、単品から店全体までの利用実績を、年代別に数値とグラフでみることができます。
早速、北小路店の小八重恵一品揃えマネージャーが、そのシステムを活用し、各商品の実績を出してみたところ、さまざまな発見があったようです。
例えば、「『コープきらきらステップ』は一般的な商品と異なり、20代から40代の利用が多く、グラフにも特徴がみられました。一方で利用者の約2割は60代から80代であることも分かりました。買い物を頼まれて購入するケースもあると思いますが、年配の組合員さんにも一定の需要があるようです。
また、『ハーゲンダッツ』は若い世代の利用が多いと思っていましたが、60代から80代の利用が約8割を占めていました。但し、『クリスピーサンド』や新商品は、若い世代の利用が多い傾向にあります。小八重マネージャーは、「こうした商品についても、年配の方向けにPOPで案内したり、年金支給日に和菓子バイキングみたいに企画してみたりすると、喜ばれるかもしれませんね」と教えてくれました。
店舗商品の品揃え・使い方交流部の梶原教さんからは、「カップ焼きそばの『UFO爆盛バーレル』を、若い世代向けと考えて品揃えをしたところ、高齢者の利用も多くみられた」と報告してくれました。おそらく二人で分けて食べられる方もいらっしゃるのではないかと予測できるとのことです。「商品導入後は、カップ焼きそばクラスのグラフの形も変わり、利用が増えた」と教えてくれました。
また、畜産部門の商品に、しゃぶしゃぶ用の極薄切りの豚肉があります。〝火の通りが早く噛み切りやすい〟ということで、利用されるのではないかと品揃えを始めました。この商品の年代別の実績をみると、他のしゃぶしゃぶ用豚肉と同様に、子育て世代や高齢者に限らず、幅広い年代の組合員さんに利用されていました。
近くのお店の開閉店や新しい集合住宅の建設など、地域環境の変化によって利用者数も変動します。その際にも年代別実績を確認することで、さまざまな気づきや改善点がみえてくると思います。
今後も数値でみて、組合員さんの声を聴いて、店全体の魅力を高めていきます。
事業の根幹であるシステムを、私たちの使い勝手の良いように開発・改善してくれるCMSは、頼もしい存在であり、コープみやざきにとっての大きな強みでもあると改めて感じました。これらのシステムを積極的に活用し、より組合員さんのお役に立てる、職員の働きやすいお店づくりを、みんなで進めていきましょう。
2025年8月29日 おおさこ まさのり
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