「果報は寝て待て」
最年末を視野に入れた準備など、お一人おひとりの努力に感謝いたします。風邪などひかぬようくれぐれもご自愛ください。
花ヶ島店 河野透店長の週報から紹介します。
【フロア部門マネージャー歌津千賀子さんの『こんなこと聴けたよ!気づいたよ!報告書』から・・・女性の組合員さんが、ビール漬けの素を2袋利用されていたので、「何の野菜を漬けられますか?」と声をかけると「ずーっと胡瓜を漬けているけど美味しいよ」と話されました。昨日、別の組合員さんが「大根を漬けると、とても美味しい」と話されていたので、「大根も美味しいそうですよ」と言うと、「そうね!いいことを聴いたわ~」と喜んでいらっしゃいました。
組合員さんの「よかったよ!」の声を広げる(声を生かし切る)ことを強め、「私の声が生かされている私のお店」が実感できるようにします。と、方針書にあります。組合員さんから教えていただいたことを、別の組合員さんに伝えることで大変喜ばれたようです。店内には「『大根がおいしいよ!』と教えていただいたので、他の組合員さんに伝えると、『今まで、胡瓜だけだったけど、やってみるわ!いいこと聞いた』と書かれたコトPOPが案内されていました】
歌津千賀子さんの実践を読んで、以前、何かの記事で目にした「仕事は大きく4つに分類され、そのうちの③番目をコツコツ実践できるかどうかが、後の大差をつくる」という話を思い出しました。
① 重要度が高く、緊急性も高い。
② 重要度は低いが、緊急性が高い。
③ 重要度は高いが、緊急性が低い。
④ 重要度が低く、緊急性も低い。
一般的に、①と②の仕事は、実行しないことには責任を果たせないことから、誰しも日々取り組みますが、①と②の仕事を終えて、いざ時間が余ってしまうと、ついつい安易な④に手をつけ時間を浪費してしまい、③の仕事まで手が回らないことが多い。という話です。しかし、後回しにされがちな③の仕事に大事にすべき基本的なことが詰まっていて、それを継続的にコツコツと積み重ねることが、頑丈な基礎をつくり、後に大きな成果につながっていく。という内容です。
先程の事例に置き換えると、『一連の対応の中でお聴きした声をコトPOPにして案内した仕事』が、「重要度は高いが、緊急性が低い」という③の仕事にあたり、この積み重ねこそが、コープみやざきらしい唯一無二の喜ばれる店づくりにつながると思いました。
「果報は寝て待て」という言葉がありますが、「目先の成果を求めて、焦ったりあきらめてはだめですよ。あきらめずに地道な努力を積み重ねれば、きっといつか果報が届きます」という意味です。
「果報は寝て待て」。皆で歌津千賀子さんのような仕事を地道に積み重ねていくことで、きっとその先に、これまで以上の「組合員さんや私たちの笑顔」が待っていると思います。
2022年12月16日 たいやま まこと
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