「自分の可能性を信じて『マルチスキル化』に挑戦」
朝、出勤した私は、まず初めに「店長日報」を開きます。各店の取り組みや特徴に目を通すと、ご来店くださる組合員さんのために取り組まれている様々な工夫や挑戦が伝わってきて、「今日もがんばろう!」といつも元気をいただています。皆様の日々の地道な努力に感謝いたします。
先日、ある記事を読んでいると、『しなやかマインドセット』という言葉が目に留まりました。『しなやかマインドセット』とは、「人の資質や能力は、努力次第でいくらでも伸ばせると考える人。失敗を恐れず挑戦を続けられる前向き思考を持つタイプで、失敗に強い。自分の世界をどんどん広げていくタイプ。相手を許す余裕があり、チームワークを大事にし、円滑な人間関係を築けます」とありました。シカゴのある高校では、卒業に必要な単位を取れなかった生徒たちに、「不合格」ではなく、「未合格」と通知するそうです。「まだ合格ではない」とすることで、合格が待っている未来が描け、努力することができるそうです。「まだ」という言葉には、人の可能性を信じる力が潜んでいて、失敗することを「結果」ではなく、成功への「通過点」として捉えることが、『しなやかマインドセット』につながるとありました。
その反対が『硬直マインドセット』といい、「自分の能力は固定的で変わらないと考える人。そのため、自分を誇張することに腐心し、他人の評価を気にし過ぎるため、挑戦を嫌い失敗にも弱い」とありました。
ここで、北小路店 西村清志店長の雑感を抜粋して紹介します。
【時代は常に目まぐるしく変化し、組合員さんのくらしや要望も変わっていきます。今あるコープみやざきの事業も、将来違う形になっていくかもしれません。商品センターが清武に移転し、組合員さんの要望の多かったカタログなどの資源再利用にも、取り組んでいく予定です。フロア部門の工藤千万枝さんは、ベーカリー部門だけでなく、惣菜部門の応援にも入ってくれました。お弁当需要が高まる中で、大変助かりました。マルチスキル化も業態の変化同様に、働き方を時代の変化に合わせたしくみの一つです。組合員さんのくらしの変化に合わせて、私たちも常に変化していきます】。
2023年の基本方針で、募集人員が埋まらない中、ひとり二役三役を担えるよう「マルチスキル化」が提起され、各店、各部門で「マルチスキル化」への挑戦が始まっています。
人は、赤ちゃんの時は失敗を恐れず成長し続けますが、いつしか挑戦をやめて成長をとめてしまう傾向になりがちです。先に紹介した『しなやかマインドセット』を大事に、挑戦と失敗の繰り返しのその先にある、「できるようになることへの喜び」を感じながら、「マルチスキル化」に皆で取り組んでいきたいと思います。
【私は失敗したことがない。ただ、1万通りのうまくいかない方法を見つけただけだ(発明家 トーマス・エジソン)】。
2023年4月21日 たいやま まこと
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