「感謝の気持ち」を伝え合う
今年は昨年と比べて、二週間程早く梅雨入りしました。気温も不安定で寒暖差が激しいため、身体のだるさや疲れ、頭痛などの、体の不調を感じている方も少なくないのではと思います。そんな時は、晴れ間に太陽の光をたっぷり浴びて、ビタミンB1やクエン酸を摂取することで、深い睡眠を得られ健康維持につながるようです。また、仕事の面では、衛生管理にいつも以上に気を配り、今年の梅雨も皆で乗り切っていきたいと思います。
先日、就労困難な社会的弱者を積極雇用しながら成長している、ある企業の記事が目に留まりました。その企業では、「ニートやフリーター」「身体・知的・精神障がい者」「引きこもり」「DV被害者」・・・など、就労困難な人々がたくさん働かれています。「業務中は業務に集中する」「法令を遵守し、会社の理念にもとづいた行動をする」「自分に合った自己啓発を行う」という三つの約束に同意してくれる人、そして、〝働きたい〟という思いを強く持った人であれば誰でも入社でき、ITサービスを中核としつつも、採用した人の個性や能力を生かし得る事業を展開されているそうです。
その会社の経営方針のベースには、「相手目線でものを考えなさい」「他人のために汗をかいて、それを自分の喜びとしないさい」という、「利他の精神」があるそうです。「相手目線に立つ」とは、例えば、晩御飯を作ってもらった時に、ただ単に「ありがとう」とか「美味しい」と言うのではなく、「どんな思いを込めて、どんな工夫や苦労をして作ってくれたのだろう?」ということにまで思いを馳せることを言うようです。そして、あらゆることに関してそうした目線に立つことで、その人の行動も変わり、その思いにもとづく行動が、やがて顧客や周りの社員からの「感謝の言葉」となって自分に返ってきます。その時に、個々の社員の思いやりあふれる人格形成につながり、社員同士の助け合いが生まれると同時に、顧客の潜在欲求をも満たし、「そこまでしてくれるとは思わなかった」という感動を引き起こしていることが、成長の大きな一因となっている。そんなことが書かれていました。
基本方針書の25ページに、『日々のあらゆる場面で積極的に「感謝の気持ち」を伝え合い、「感謝をすることの大切さ」を皆で深めます。』という一文があります。「どんな思いを込めて、どんな工夫や苦労をして作ってくれたのだろう?」。そんな気持ちで目覚めてから眠るまで、目の前のことを一つひとつ観てみると、普段と違った景色が観えそうです。
「感謝をすることの大切さ」を皆で深めながら、組合員さん、そして、職員も笑顔に!を目指していきたいと思います。
2023年6月9日 たいやま まこと
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