「皆が心地良く感じる行動を大事に」
先日の『父の日』のわが家は、「完全に」とは言いたくありませんが、現実を直視すると「完全スルーの父の日」でした。そんな中、コープみやざき各店では、職員のおもてなしの気持ちがあふれる様々な取り組みがあり、組合員さんだけでなく、傷ついた私の心まで癒してくださいました(笑)。心から感謝いたします。
話は変わりますが、『ハロー!コープの何でもメッセージ』を通して、以下のご意見をいただきました(ご意見の内容が伝わる程度に、少し文章に手を入れさせていただきました)。
【一生懸命されているのは分かるのですが、レジカゴの片づけが激しく、その音にお年寄りの方が、かなりビックリしておられたのを何度か見ました。それに気づかない職員さんに少し寂しい思いをしていました。】
「それに気づかない職員さんに少し寂しい思いをしていました」という言葉に、何とも言えない気持ちになりました。文中に出てくる、「レジカゴの片づけが激しい」と言われている職員さんは、とても気持ちがあたたかい方ですので、悪気なく、正に一生懸命片づけをされていたことと思います。それだけに、「『悪気がない』ことは罪だな」と思うと同時に、若かりし頃の私を思い出しました。
当時の私は、「周りの皆が私と似たような価値観や考え方を持って生活している」とばかり思っていて、「私ならこうするのに」「私なら気にしないのに」など、すべての基準が「私なら…」でした。ところが、いろいろな人との出会いの中で、様々な価値観に触れる中、「私なら…」という自分を中心とした基準が必ずしも通用しないことに気づかされました。「悪気なく」とってしまう言動で人を傷つけたり、寂しい気持ちにさせてしまう根本的な原因は、「私なら、レジカゴを置く音が激しかろうが気にしない」という「私なら…」という自己中心的な捉え方によるものです。そこから、「その音で不快な気持ちになる方がいるかもしれない」という想像力を削り取り、知らず知らずのうちに、自己中心的な言動として表に出てしまっていることなのかもしれません。
この組合員さんの声を生かすためにも、私はもちろん皆で自分自身の言動をその都度振り返り、「私なら…」ではなく、皆が心地良く感じる行動を大事に、組合員さんを笑顔に!職員も笑顔に!つなげていきたいと思います。
言い辛いことを教えてくださった組合員さんに、心から感謝いたします。
2023年6月30日 たいやま まこと
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