「店が持つ大切な役割」
夏休みに入り福岡の次男が帰って来ました。髪の毛の色も金髪からシルバーに変わり、新たにピアスが・・・。外出する際は、入念に髪の毛を整え、コロンをつけて出て行きます。学生生活とおしゃれを満喫している後ろ姿に、「人の迷惑にならないように。そして、髪の毛がある内に充分楽しみなさい・・・」と心でつぶやき見送っています(笑)。
話はガラッと変わりますが、花繰店 吉村浩昭店長の雑感に共感しましたので、ここで紹介させていただきます。
【私ごとの話で申し訳ないのですが、七月十八日に母が八十六歳で亡くなりました。皆さんからお悔やみをたくさんいただき、本当に感謝しております。ありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。
母は私が生協に勤めた時に加入し、38年間、組合員でした。私が勤めているからというのもあり、共同購入でもいつもたくさん利用してくれていました。晩年は自宅と病院、施設と病院を行ったり来たりで、その間はカタログを見ては父に頼んでもらい、好きな物を購入していたようです。足が悪くなってからは、一人で外出できない母にとって、生協のカタログは何でも購入できるお店みたいなものだったのでしょう。父に乗せてもらいお店に買い物に来るのも、何よりの楽しみでした。
皆さんの記憶にあるかもしれませんが、毎日くつろぎコーナーで座っておられた、中島さんというおばあちゃんを覚えていますか?その方も一人暮らしで歩いて通ってくださっていました。大阪にご家族がいて、一緒に住むように言われていたようですが、「私は都会の空気は合わんから、ここがいい」といつも話されていました。ある日中島さんが、「店長さん、大阪の娘の所に行ってくるから、しばらくは来れんよ!」と話されました。一旦は帰って来られましたが、かなり歩くのが大変そうでした。その後、「店長さん、また大阪に行って来るからね。娘がうるさいから…」と言われました。その後ずっと姿を見ていなかったのですが、仲が良かった都城ビルサービスの河野さんから、「中島のおばあちゃん、向こうで亡くなったそうですよ。最後まで、『宮崎に帰って、コープのお店に行きたい』と言っていたそうです」と教えてもらいました。
お店には若いご家族からお年寄りまで、たくさんの組合員さんが来店され、その一人ひとりに暮らしがあります。商品を利用するだけではなく、お店に対するいろいろな思いや期待があると思います。一人ひとりにとって居心地のいい空間であり、その人の暮らしに役立つお店でありたいと思っています。特にお年寄りの組合員さんに優しいお店でありたい、そういうお店をみんなでつくっていきましょう。
『人の温もりや優しさ、共感にあふれたお店』を目指します!】
私も吉村店長と同じ気持ちで、「生協があるおかげで私の人生は楽しい」と、組合員さんや職員に感じていただけるよう、日々努めていきます。
2023年 8月25日 たいやま まこと
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