「マルチスキル化」
結婚式を挙げる長男から、家族のグループLINEに写真が届きました。そこには、数着のウエディングドレスとカクテルドレスを試着したお嫁さんの、幸せそうな笑顔がありました。添えられたコメントは、「みんな的には、挙式で着るウエディングドレスとカラードレスを一着ずつ選ぶならどっち派?(原文まま)」。正に『のろけ一色』。しばらくすると、また写真が大量に送られてきて、「二件目の貸衣装屋さんに来た。(以下同文)」。心の中で、「どれも一緒やけど…」と思いながらも、「一件目の〇〇が似合うね!」と返信しておきました。若いって素晴らしいですね(笑)。
話は変わりますが、店長週報から二つの実践事例を紹介させていただきます。
◇財光寺店 長野一道店長の週報より
【R・C部門・児玉正子マネージャーの発信から…「レジが混んで、カウンターの三樹啓仁(みつぎたかひと)さんがレジ応援に入っている間に、サービスカウンターにも行列ができて困っていたら、水産部門の若杉ミドリさんが、『ラッピングと話を聴くことはできるので、応援に入りましょうか?』とテキパキと対応していただき、大変助かりました。ラッピングもすごく綺麗でした。感謝です」。若杉ミドリさんに話を聴くと、「別の用事で通りかかったところ、大変そうだったので応援に入りました。ラッピングは前に経験があります」との声が聴けました。電話の応対もしてくれたようです。部門内の仕事のマルチスキル化、部門の垣根を超えたマルチスキル化へと進化していきたいと思います。】
◇大塚店 小川雅宏店長の週報より
【惣菜部門・岩田祐聖マネージャーの発信から…「マルチスキル化の一環で初めてレジの応援に入りました。入協時にレジ研修を受けましたが、それ以来のことでした。応援に入る前に少し研修をさせてもらったのですが、さすがに緊張しました。惣菜部門の職員の方も、『いってらっしゃい!』『ミスしたらダメだよ(笑)』と忙しい時間帯でしたが、気持ち良く送り出してくれました。レジでは、目の前に並んでおられる組合員さんの姿にプレッシャーを感じ、『本当に大変な業務だな』と思いました。とても良い経験になりました」。レジは4名の募集人員を抱えており、そのような中での他部門からのレジ応援は、心からありがたいです。複数の部門が募集人員を抱えていますが、全体でカバーし合える関係がつくれたらと思っています】
主に人員不足を補うことを目的に取り組み始めたマルチスキル化ですが、「互いの仕事の苦労が分かり合え、チーム力が高まった」「新たな仕事にチャレンジすると、新鮮で気持ちも上がります」「レジ待ちの組合員さんのストレス軽減につながった」「体制表作成がスムーズになり、助かっています」「皆が魚惣菜を作れるようになり、毎日品揃えして組合員さんに喜ばれています」など、様々な好循環を創っています。皆様の「まずはやってみる」姿勢と行動力のおかげです。心から感謝いたします。
これからも継続して実践を深める中で、組合員さんの笑顔と職員の笑顔につなげていきたいと思います。
2023年 9月1日 たいやま まこと
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