「不必要な枠」
9月のお楽しみ市の「50周年ありがとう1割引企画」は、供給高・利用者とも、今年3月の同企画の実績を超えることができました。上期に積み重ねた皆さんの努力が、その結果に表れていると思います。感謝いたします。そして、23年度上半期の決算が出ましたので、簡潔にご報告いたします。
供給高予算比99.3%。前年比100.4%。経常剰余は9108万円の黒字で、予算差プラス1億5341万円と、供給高予算に及ばなかったものの、昨年支援物資の供給があった中でも供給高前年を超え、経常剰余を確保することができました。その数値結果に至るまでに様々な要素がありますが、「基本的なこと(あいさつ・品切れ・鮮度・衛生管理や整理整頓)」をベースに、「商品を供給する上で喜ばれること」や、「『私のお店』と感じていただける心を込めた喜ばれる対応の積み重ね」。節電、仲間づくり、マルチスキル化や投下コントロールなどに努めてきたことが、この結果を創っています。また、商品本部をはじめ、すべての事業本部、CMSやプラスサービスの皆さん、お取引先のご尽力あってこその結果です。心より感謝いたします。
下期も、「基本的なこと」「商品を供給する上で喜ばれること」、「『私のお店』と感じていただける喜ばれる仕事」を追求する中で、組合員さんはもちろん、私たちも笑顔になれる仕事に努め、組合員さんの満足度のバロメーターである「供給高予算達成」も目指していきたいと思います。お力添えのほど、よろしくお願いいたします。
都北店 山下民樹店長の週報から抜粋して紹介させていただきます。
【以前、日南店の職員さんが、以下の内容を面談シートに記入していました。「私は〇〇部門ですが、組合員さんから他の部門の商品のことをよく尋ねられます。分かる範囲でお答えをしていますが、他の部門の方も私の部門のことを聴かれ、同じように対応してくださっています。どの部門のことを聴いても対応できるお店は素晴らしいと思います」。私たちの店は、同じ部門はもちろん、部門を超えて日常的に助け合って成り立っています。それは組合員さんにとっても、スムーズにお買い物できる店になると思います。まずは職員一人ひとりがこの気持ちを持って、互いに感謝し合いながら仕事を進めていきます。そのためにも、相手の存在を認める「あいさつ」を大切にしていきたいと思います】。
そもそも、組合員さんから見れば生協は一つで、店に入れば皆が生協の職員であり、店も共同購入も生活サービス事業も関係ない。その意識をより高めていきたいと思いました。このような、「不必要な枠」を外すことの意義は組合員さんだけでなく、働く職員にとっても大事で、互いへの思いやりやあいさつ、また、働きやすさや組織を活性化していくことにつながると思います。
引き続き、「組合員さんのくらし全体から見て、その組合員さんにとって最も役に立つように、他の事業も適切に案内できているか」を大事に事業を進めます。
2023年 10月13日 たいやま まこと
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