「目の前の組合員さんのために」
クリスマス直前の慌ただしい中、組合員さんのくらしに寄り添った日々のお仕事、大変お疲れ様です。
早速ですが、今の風潮を記した日経新聞の社説が目に留まりました。抜粋して紹介させていただきます。
【幼いころ、「嘘つきは泥棒のはじまりだ」と親に叱られた経験をお持ちの方は多いはず。嘘をつくとろくな大人にならぬ。正直に生きなさい。もっとも正論だと思うが、異論もあるようだ。ある政治学者が「ウソ教室のすすめ」と題した小論を残している。要約するとこんな内容だ。いまの日本の教育は正直さだけ尊んでいる。社会が複雑だからこそ、小さな嘘をつく習練を積み、大きな悪のからくりを看破する能力を身につけることが必要になる、と。「正直教育」を受けてきた身ゆえ、認めがたい気もする。だが、そうも言っていられないほど悪質な嘘が横行している。例えば、特殊詐欺。10月までの被害額は330億円を超え、前年を上回るペースだ。詐欺だけではない。政治資金の虚偽記載、著名大学の犯罪隠ぺい・・・社会をむしばむ虚言、捏造の類はいくらでも思いつく。「お子さまの習い事は当ウソ教室へ~。」先生の人材には事欠かぬかもしれない。】
ひたすら「我が利益のために」を追求し続けた時の末路をうまく表現していると思いました。
コープみやざきでは、この社説から伝わる世の中の風潮とは対極的に、「目の前の組合員さんのために」を追求した取り組みが日々実践されています。組合員さんから、「コープのベーカリーで、昆布を使ったパンを品揃えできないでしょうか?母が昆布を好むので・・・」の声を受けたベーカリー部門サポーターマネージャーの弓削浩司さんは、「すぐに昆布を使ったパンをご用意することはできませんが、今後の開発時の参考にさせていただきます。また、コープではありませんが、〇〇というパン屋さんで、塩昆布を使ったパンの品揃えがあるようです。よろしければそのお店に・・・」と回答されていました。各店でも、目の前の組合員さんのくらしをよく聴いて、商品が使われる場面や思いに共感し、品揃えなどに尽力する仕事が当たり前のように行われています。引き続き、「人の喜ぶことをする仕事」にひたすら邁進していきたいと思います。
今年の雑感はこれで最後になりますが、「私のお店」と感じていただける店づくりに、ご尽力くださるお一人おひとりの努力に、感謝の毎日でした。
最年末に向け、忙しくて心が乱れそうな時は、皆様の愛するご家族などの笑顔を思い出し、「急がば回れ」を大事に、健康管理に気をつけて、怪我のないようお過ごしください。
今年も大変お世話になり、ありがとうございました。
ご家族皆様で良き年をお迎えください。
2023年12月22日 たいやま まこと
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