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「北風と太陽」

2022/09/02

残暑厳しい中、人員不足もある中の業務、大変お疲れ様です。
この間の電気代の値上げを受け、皆で取り組んでいる節電の効果を、昨年7月の使用電力と今年7月の量で比較してみると、前年7月比97.7%と減少させることができています。
この変化が創れているのは、皆さん一人ひとりのエアコンや電灯の消し忘れ防止など、普段からの気づきや工夫、心がけの積み重ねがあってこそだと思います。
そして、このような結果につなげられることこそが、コープみやざきの大きな強みだと感じています。心から感謝いたします。

話は変わりますが、先日、マネージャーをされている職員さんとの会話の中で、「世代間の価値観や『仕事』に対する捉え方、向かい方にギャップを感じ、『どう関わったらいいのか?』と悩むことが度々あります」と話をしてくださいました。「特にマネージャーの皆さんは同様の悩みが少なからずあるのでは?」と思います。
私自身を振り返ると、入協してひと通り配達ができるようになった頃、「泰山君、次はコープ共済の案内をしてみよう」と先輩から言われ、「何で生協が保険みたいな形のないものを案内しているのか理解できないんです。

組合員さんに損をさせ、こちらが儲けるような商品を・・・(かなり生意気な小僧でした)」と言うと、「それじゃ、泰山君が保障の大切さを理解するまでは、取り組まなくていいよ。まずは、共済に加入している組合員さんに、『なぜ共済に加入しているのか?』を聴いてみるといいよ。保障の大切さが分かるから」とアドバイスをしてくださいました。
「信頼している先輩がそう言うのには何かあるはずだ」と思い、組合員さんに聴き取りをしてみると、「共済に加入していることで、感じられる目に見えない安心感があるよ」「入院で心身ともに大変な時、お金の心配をすることなく療養に集中できて助かりました」「私が払った共済掛金が、誰かの役に立っていると思うと嬉しいです」など教えてくださり、生協が共済事業をしている意味や意義を私自身の心で見出すことができ、必要とされている組合員さんのために、ご案内することができるようになりました。

「北風と太陽」の話をご存知の方も多いと思います。「北風」と「太陽」が、旅人のコートを先に脱がせた方が勝ちという競争をします。「北風」がコートを脱がせようと強く風を吹き付けるほど、旅人はコートが飛ばされないよう必死にコートをまといます。一方、「太陽」が暖かく照らすことで、旅人は自らコートだけでなく次々に衣服を脱ぎ始め、「太陽」の勝ちとなった話です。
当時の先輩たちが、「太陽」でいてくれたからこそ、今もここで幸せに働くことができています。

2022年9月2日 たいやま まこと

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