私たち自らの手で
先日、通常総代会が行われ、店舗事業を長年支えて来られた山下英則さんが役員を退任され、コープみやざきを退職されました。
山下さんは、潰瘍性大腸炎という病気が突然発症し、宮崎医大病院に入院され、ステロイド治療を行っています。
幸いなことに、退院の目途が立つくらい症状が落ち着かれているとお聞きして、ホッとしています。山下さんから皆様にメッセージをお預かりしましたので、紹介させていただきます。
【長い間、たくさんの皆様にお世話になりました。本当にありがとうございました。職員の皆様のさまざまな実践で、たくさんの組合員さんが喜ばれ、幸せを感じられたことと思います。心から感謝いたします。】
山下さんは、ご存じの通り、真っ正直で心温かく好奇心旺盛。
とても魅力的な方で、職員に厳しいことを言うその裏側では、いつもその職員への深い愛情があふれていました。
ある日、宮崎空港に同行させていただいた際、空港内のあらゆるショップや展示品をくまなく見て回り、疑問に感じたことをその都度、屈託のない笑顔で近くの店員さんに質問されていました。
その好奇心が、山下さんのアイデアあふれる仕事の源になっていると思います。今後もお体を一番に、次の目標(オートキャンプ場やブルーベリー農園経営?笑)に向かって、ご活躍されることと思います。
長年に渡り、組合員さんと職員のためにご尽力いただき、本当にありがとうございました。
話は変わりますが、北小路店 西村清志店長の雑感を紹介させていただきます。
【7月から電気料金が値上げします。コープみやざき全体で約1億円。そのうち店舗事業本部では約7000万円、北小路店は約500万円の値上げとなります。
世界的な石油の値上げによって他の物件費も約2500万円(トレイ類だけでも約1800万円)の値上げです。
店舗事業本部の電気代と物件費の合計で、約1億円近くが何もしないで経費増となります。
2021年度の経常剰余が約1億円ですので、利益がなくなり、店舗事業は赤字に転落する可能性もあります。感謝金どころか、賞与も組合員さんへの利用還元率も下がりかねない状況です。
農産部門の竹下一隆マネージャーは、カットフルーツのほとんどがカップタイプとなり、ハンドラッパーを使わなくなったので、撤去し、待機電力を減らすようにしました。
空いたスペースも有効に使えます。こういう節電の積み重ねと、値引きや廃棄を減らして経常剰余の確保が最大の急務です。
先日、誰も居ない食堂にエアコンがつけっぱなしになっていました。室温設定が低すぎる部屋もありました。日々、見直してください。安定した経営で自分たちの収入は自分たちで確保します!】
世の中のさまざまな動きは変えられませんが、私たちの仕事は改善無限・知恵無限です。「いよいよ私たちの底力が試される時代が来た」と思うと、わくわくしてきます。「心配するな、知恵を出せ」。
皆の知恵を結集し、小さな改善を積み重ね、私たち自らの手でこれからの時代を切り開いていきたいと思います。
2022年6月24日 たいやま まこと
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