「学び」は、「思い」も一緒に
先日、店回りで浜町店に行くと農産部門の武島彰子さんが、「泰山さん、この前赤江店の農産部門に研修に行ってきました。新鮮でとても勉強になりました」と生き生きとした笑顔で声をかけてくださいました。今年度も「できている人や部門、事業所に徹底して学ぶ」の方針を受け、都北店農産部門の山下拓也マネージャーが先陣を切り他店研修が始まりました。山下拓也マネージャーは、年度が替わる前の3月末にいち早く赤江店の農産部門に研修に行かれ、早速、学びを普段の仕事に取り入れ実践されています。積極的な学びに感謝いたします。
ここで「紙飛行機」の話を紹介させていただきます。
『参加者に同じ1枚の紙を配り、「配布した紙を使って紙飛行機をつくり、でき上った紙飛行機を皆で一斉に飛ばし飛距離を競います」と伝え、各々、思考を凝らして紙飛行機を折ってもらい、でき上ったものを一斉に飛ばすと、もちろん飛距離に差が出ます。飛ばした紙飛行機の中から一番遠くまで飛んだ紙飛行機を拾って分解し、その折り方を皆で学び、次は皆でその紙飛行機と同じように折って一斉に飛ばすと、平均飛行距離が飛躍的に伸びる』という話です。
この話を知った当時、共同購入の支所合宿(方針を確認する場)の中で実際にやってみると、皆の平均飛距離を飛躍的に伸ばすことができ、改めて学ぶことの大切さを実感することができました。
紙飛行機の話にあるように、「形」や「やり方」を学ぶことはもちろん大切ですが、それと同時に、「形」や「やり方」に至るまでの「思い(なぜ、そのような「形」「やり方」をしているのかの理由)」を一緒に学ぶことが大切です。
例えば、「形」や「やり方」に限定した学びは、『研修先の〇〇店に、「大根の8分の1」が品揃えしてあったので、うちの店でも品揃えしてみよう』で満足しがちです。一方、「思い」も一緒に学ぶことで『〇〇店の職員は、魚の塩焼きに添える大根おろしで使うときに丁度いい「大根の8分の1」を品揃えして組合員さんに喜ばれているところがすごい。自店でも早速コトPОPを添えて品揃えしてみよう。他にも料理や使い方によっては、これくらいの量が丁度いいという商品があるかもしれない』と、一つの学びから幅が広がり他の仕事に応用されていきます。
宝は我々の中にあります。「形」や「やり方」と一緒に、その行動に至るまでの「思い(なぜ、そのような「形」「やり方」をしているのかの理由)」も学び合い、一人ひとりの成長とチームとしての力量アップを図り、組合員さんを笑顔に、私たちも笑顔に。そして、「すごい組織」に近づいていきたいと思います。
2022年4月29日 たいやま まこと
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