コトPOPが持つ力
先日、近所にオープンしたお店で購入したパンを、お腹を空かせた『違いがわかる男(うちの次男)』に食べさせると「このパン、コープのパンじゃないやろ?」と少し不満気。思わず「ウクライナの子どもたちが聞いたら・・・」と言いたくなりましたが、心の中で「そうやろ、そうやろ、コープの方がうまいやろ」と誇らしくもありぐっとこらえました。
「うちの旦那は、このコープの絹厚揚げをチンして出しとけば機嫌がいいから助かるわ?」「仕事で疲れて帰ってきた旦那に子供をまかせている隙に夕食を作らないといけないから、コープの冷食はホント簡単で、しかも美味しくて助かるわ」。これらは、以前私が地域責任者をしていた時に、お聞きした組合員さんの声です。まだ生活感もなく(髪の毛は十分ありましたが)、若かった私は、そんな組合員さんの生のくらしから発せられる声をお聞きすることで、「組合員さんのくらしそのものを知り、お届けした一つひとつの商品が、私の想像以上にそのくらしの中であてにされ、役立てていること」に気づかされました。
【コープブランドの棚のお菓子を見ていたら、「ハマッてます!」のPOPが目に入ったので、『ポンスケ』を買ってみました。そしたら…私も今、ハマッてます!おいしくて止まらなくて気づいたら1袋なくなっていました。次にお店に行った時には大人買いし、今は家に3袋は常備しています。生協さんの商品POP、恐るべし!】という組合員さんのお便りが『広聴広報委員会(組合員さんからいただいたご意見などを読んで、参加者が気づいたことを発信し事業に生かすための場)』で話題になり、参加していた理事さんの中にも、このコトPOPを目にしたことがきっかけで、『ポンスケ』を購入されたという方がいらっしゃいました。このコトPOPを書かれた方は、北小路店レジ・カウンター部門の甲斐輝美さんです。
組合員さんのお便りから、甲斐輝美さんのコトPOPが、商品に人の息づかいを加え、人のあたたかさや共感をつくっていること。そしてそのことが、組合員さんと商品の出会いをつくり、今では『ポンスケ』が3袋も家に常備され、この組合員さんのくらしに新たな楽しみや彩りを加えていることが伝わってきます。とても大きな価値ある仕事です。
今回の団らんにゅ~す紙面に、たくさんのコトPOPの取り組みが紹介されていますが、「私たちの供給する商品を中心に家族の団らんがはずむこと」を目指し、これからもコトPOPやCMSTubeなどで積極的な商品のおすすめを行い、組合員さんの満足度のバロメーターである供給高を高めていきたいと思います。
2022年4月22日 たいやま まこと
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